開催を目前に控えた韓國平昌冬季五輪。今回の冬季五輪はちょうど春節(jié)（舊正月、今年は2月16日）期間と重なっている。中國の人々は冬季五輪に出場するアスリートたちの活躍に期待しているが、より関心を抱いているのが2月25日夜の閉幕式で行われる北京冬季五輪への引き継ぎ式「北京の8分」。北京はこの「8分間」で世界にどのようなアピールをおこなうのだろうか。

2008年北京五輪の開幕式と閉幕式の総監(jiān)督を務(wù)め、今回の「北京の8分」で再び総監(jiān)督を務(wù)めることになった中國の著名映畫監(jiān)督?張蕓謀（チャン?イーモウ）監(jiān)督はこのほど、パフォーマンスチームはいまも演出の最終調(diào)整中で、2月16日に韓國入りすることを明かした。今回のパフォーマンスにおいて最大の試練となるのが現(xiàn)地の厳しい寒さと會場インフラの制限であるという。

平昌冬季五輪閉幕式における「北京の8分」は北京時間2月25日の夜8時頃となっており、中國の観客はリアルタイムでその様子を見ることができる。

海外でのパフォーマンスのため、ネジ1本まで中國から持參

張蕓謀監(jiān)督は、「中國の視聴者に満足してもらえるような『北京の8分』を?qū)盲堡郡?。今回の演出の最大の課題は平昌の低い気溫と當(dāng)日吹き荒れる可能性がある強(qiáng)風(fēng)。役者と設(shè)備にとってこれが最大の試練となるだろう」とした。

今回の演出器材はすでに平昌に到著しているということで、張蕓謀監(jiān)督は、「今回の演出で使用される一部のハイテク器材は寒さの厳しい天候の下でも正常に稼働するよう求められている。そのため、今回の演出で使われる器材は數(shù)ヶ月前には冷凍設(shè)備のマイナス20度の環(huán)境下で耐寒実験を行っている」とした。

「北京の8分」の見どころについては、「この演出を通じて、中國の國際的地位と中國人の冬季五輪への情熱を伝えたい。そのため、素晴らしさと、細(xì)やかさと、正確さを追求している。今回は中國の歴史を遡るのではなく、現(xiàn)代中國の新しい成果や情報を発信していきたいと考えている。そしてさらに強(qiáng)くアピールしたいのは2022年北京冬季五輪にかける自信と情熱で、中國人が世界の人々が中國を訪れることを歓迎しているという思いだ」と語った。（編集TK）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月29日