旅行する1匹のカエルが主人公のスマホゲームが発表されてからわずか數(shù)週間で、中國で爆発的にヒットしている。その原因は一體何なのか、説明するのは難しい。米紙「ニューヨークタイムズ」の公式サイトの報道を引用して參考消息網(wǎng)が報じた。
ゲームの名前は「旅かえる」。攜帯用ゲームアプリの開発を手がける「ヒットポイント」がこのほどリリースした。同社は2014年に、ごはんとグッズを置いて庭先に集まったネコを眺めて癒されるという人気ゲーム「ねこあつめ」を発表している?!嘎盲à搿工扦稀?匹のカエルが家で食事をしたり、読書をしたりする。ユーザーは庭に生えるクローバーを集め、そのクローバーでカエルが旅行する際に必要な食べ物や裝備を購入できる。カエルが旅行に出かけると、どのくらいしたら戻ってくるのかはわからず、時に數(shù)時間、長い時は數(shù)日間戻ってこないという。カエルが戻ってくると、旅先で撮影した寫真や土産を持ち帰る。カエルは旅から戻り、しばらく休むと再び旅に出かけていく。
報道によると、爆発的なヒットには様々な原因が考えられるが、このようなスタイルが中國のスマホゲームアプリユーザーがずっと待ち望んでいたものだといえる。中國メディアは、「『旅かえる』は、中國のアップルストアの無料アプリのジャンルですでに1位になっている。このゲームアプリはSNS上で幅広い注目を集め、多くのユーザーが自分のカエルの旅行記録となる寫真をネット上に投稿している」とした。
また、このゲームがこれほどまでに人気を集めた理由は簡単に分かるものではないとする報道も見られる。しかし、その理由として、まず初めに、ゲームの主人公であるカエルが可愛らしいという點が挙げられる。一部のユーザーは間接的に旅の感覚を味わえる點が気に入っており、しかも遊び方がとてもシンプルな點も気に入っている理由に挙げている。
會計士の余さん(28)は、「このゲームではやることがそこまで多くないし、複雑なことを考える必要もない。他のユーザーと競爭するゲームでもないので、とても気楽に遊べる」としている。
このゲームは子育てとも密接な関係があり、カエルが旅に出る前に、ユーザーは弁當を用意しなければならない。また、中國語では「蛙」と子供を意味する「娃」が同じ発音となる。
北京在住の大學院生の高朗さん(22)は、「私も友達も自分が育てているカエルを『カエル息子』と呼んでいる。カエルを育てると、親の気持ちが突然分かるようになるというか、少なくともある程度理解したような気持になる。また、今後自分が遠くに旅行に行ったときには両親にできるだけ旅先の寫真を送ろうという気持ちになった」と話す。
一方で中國メディアは、「このようなゲームアプリの流行に流されてはいけない。充実した生活を送り、『旅かえる』を遊ぶだけの孤獨な若者になってはいけない」と人々に呼び掛けている。
北京のある醫(yī)療機器メーカーでマーケティング主任を務める朱娟さん(35)は、「一部のユーザーはこのゲームを子育てに例えているが、私には3歳の娘が一人いるのでわかるが、実際の子育てとはこういうものではない」としている。(編集YK)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月31日
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