
米國人女性ドリーン?ハインドさん(93)は、「太極拳は中國が世界に贈った大切な贈り物。一生をかけてこの文化を伝えて行きたい」と取材に答えた。數(shù)十年間にわたり太極拳の修行を続けているハインドさんの背筋はピンと伸び、落ち著いた雰囲気を漂わせている。彼女は、「太極拳を習うと健康な肉體だけでなく、心のバランスを保つこともできる。太極拳という文化から學び得た哲理は私にとって一生の寶」と話す。新華網(wǎng)が伝えた。
オーストラリア出身のハインドさんは米國に移住した後、太極拳と出會い、長年にわたり國連で太極拳を教えていた。その後、カナダに移り住んだ彼女は経済的に逼迫したこともあったというが、十數(shù)年にわたり、太極拳を無償で教えている。
ハインドさんは、「太極拳は學生の勉強に対するストレスを緩和し、成績アップにも効果的」と話す。これまでいくつかの大學で太極拳を教えてきた彼女は、今後は小中高で教えていく計畫だという。
國連太極拳文化學會の曹國忠會長は、「太極拳の武と徳の修行は學ぶ者に身體的に強くなることを要求するだけでなく、教養(yǎng)を高め、人と自然、人と社會のつながりを深めていくことも要求している」としている。そしてこれこそがハインドさんが長期間にわたって西洋で太極拳を広めていくことを可能にしている重要な理由の1つだといえる。
ハインドさんとともにニューヨークの國連本部でイベントに參加したエド?エイムスウィルさんは、「太極拳を始めてまだ9ヶ月しかたっていないが、収穫は多い。太極拳の文化は人に心のバランスをとることを教え、極端な行動を戒める。臺所で家事をしている時でさえ、気付くと太極拳の動きをしている時があるほど。太極拳の文化は世界平和に大いに貢獻できると信じている。國連は太極拳文化をもっともっと広めていくべきだ」との見方を示した。(編集TK)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年4月30日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn