このように中國での成功體験を日本店舗に「逆輸出」したケースはレシピやメニューだけではない。髙村総経理は、「中國のデリバリー業(yè)務(wù)は非常に発達(dá)していて、上海の店もオープン後にデリバリープラットフォームの『elema』と提攜した。デリバリーが生み出す売り上げはこの店の総売上の33％にもなり、特に週末はデリバリーが主力になる」と述べた。

中國に比べて、日本のデリバリー産業(yè)の発展ペースは遅い。配達(dá)といえばこれまでは店の従業(yè)員が擔(dān)うしかなく、デリバリースタッフの時給は他の従業(yè)員よりも高く人件費がかさむため、「だよね?！工稳毡镜昱nではこれまでデリバリーサービスは手がけてこなかった。だが中國店舗のデリバリーの好調(diào)さに強い印象を受けたことや、米國ウーバー社がデリバリー業(yè)務(wù)「ウーバーイーツ」を展開し、店の従業(yè)員が配達(dá)しなくて済むようになったことを踏まえ、日本店舗でも試験的にデリバリー業(yè)務(wù)をスタートした?，F(xiàn)在、日本店舗のデリバリー売上高は店舗での売上高をしのぐ勢いだ。

▽中國の迅速さ、日本の緩慢さ

髙村総経理は、中日企業(yè)の特徴について聞かれた際、「最も印象深かったのは、両國の企業(yè)の決定のスピードが違うことだった」と述べた。

髙村総経理によると、「中國の方は決定が早い。中國企業(yè)は店を開くと決めればすぐに開き、狀況が不利だとみればすぐに撤退する。この點が日本と違う。日本は店を出す決定をするのに時間がかかるが、店をオープンすると赤字でも數(shù)年は続ける。これには2つの原因がある。1つは日本では決定できる人間が上にいる。何かを始めるにしてもいろんな稟議を通して、決定に至るまで時間がかかる。オープンする決斷も遅ければ、閉店する決斷も遅いから、ビジネスとしては不効率だ。もう1つは日本的な考え方でいうと、出資しているからには是が非でも回収したいというところがある。だから経営上の數(shù)字がそれほど好調(diào)でなくともしばらくは店を続け、すぐに放り出したりしない。店を続ける間に赤字が黒字になる可能性が出てくる場合がある」のだという。