武漢光彩影業(yè)などが製作し、張峰(チョウ?ホウ)監(jiān)督と余中和(ユー?ジョンホー)監(jiān)督がダブル監(jiān)督を務(wù)めたドラマ「我和你的傾城時(shí)光(Our Glamorous Time) 」は放送が終わって4ヶ月以上経つものの、ストーリーや登場(chǎng)人物が今でも大きな話題となっている。このラブストーリーの舞臺(tái)となった湖北省武漢市は今、予想以上の観光客フィーバーに沸いている。

計(jì)畫からクランクアップまで半年かかった同ドラマのメインキャストとスタッフは、黃鶴樓や東湖、漢口租界、知音號(hào)、萬(wàn)達(dá)電影楽園、國(guó)際博覧センターなど武漢市內(nèi)のほとんどの主な場(chǎng)所に足を運(yùn)んだ。同ドラマに登場(chǎng)する同市のランドマークは約50ヶ所に達(dá)している。一人でも多くの人に武漢市に來(lái)て観光してもらおうと、製作會(huì)社は同ドラマ放送中に、同市でさまざまなイベントを開(kāi)催した。

微博(ウェイボー)を見(jiàn)ると、「傾城時(shí)光のロケ地である武漢」が人気検索ワードとなり、ショート動(dòng)畫アプリ抖音（Tik Tok）も関連の動(dòng)畫が大人気となっている。そして、ドラマ放送後、鸚鵡洲大橋や卓爾書店などが関連のサイトでネットユーザーが「絶対に行っておきたい場(chǎng)所」とメッセージを殘す場(chǎng)所となっている。さらに、武漢の人気観光スポット一覧や観光ガイドなどが続々と登場(chǎng)している。このように、ドラマ効果で、武漢観光の人気が急上昇している。

旅行先を選ぶ際、ドラマのロケ地となった都市を選ぶ人が増加中だ。武漢市文化?観光局の統(tǒng)計(jì)によると、今年の5月1日のメーデーに合わせた4連休中、武漢市を訪問(wèn)した観光客數(shù)は前年同期比54.73％増の延べ932萬(wàn)7800人、観光收入は同比62.66％増の36億1600萬(wàn)元(1元は約15.92円)に達(dá)し、中國(guó)全土で5番目に人気の都市となった。旅行サイト?馬蜂窩のビッグデータによると、同連休中の人気度上昇が大きかった都市ランキングでも5位に入っている。

実際には、大ヒット映畫?ドラマは、都市の観光の人気度を上昇させる面で大きな役割を果たすことが早くから知られている。業(yè)界関係者は、映畫?ドラマ産業(yè)の複合効果、「映畫?ドラマ+文化旅行」という、業(yè)界の垣根を超えた融合が既に新たな動(dòng)向となっていると分析する。例えば、ドラマ「瑯琊榜（ろうやぼう、～麒麟の才子、風(fēng)雲(yún)起こす～」が大ヒットし水墨畫のような美しさが広がる浙江省溫州市楽清の雁蕩山が、ドラマ「那年花開(kāi)月正圓」(Nothing Gold Can Stay)がヒットし、陝西省の咸陽(yáng)市靜かな古城?涇陽(yáng)が人気観光スポットとなった。また、ドラマ「都挺好(ALL IS WELL)」が大ヒットしたのがきっかけで、もともと人気観光地であった浙江省蘇州市の人気がさらに過(guò)熱し、主人公の家となる「蘇家老宅」を訪問(wèn)する人の數(shù)は1日當(dāng)たり1000人以上に達(dá)し、登場(chǎng)した中華料理店も観光客が「絶対に行っておきたい場(chǎng)所」となった。業(yè)界の垣根を超えた融合がトレンドとなっていることに関して、業(yè)界関係者は、都市の魅力と映畫?ドラマの影響力を組み合わせて、映畫?ドラマをPRすると同時(shí)に都市の観光を宣伝するというのが新たなスタイルになっていると分析している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年5月17日