中國の高齢者人口は、2035年頃には総人口の4分の一を、2050年頃には総人口の3分の一を上回ることになるとみられている。中國新聞社が伝えた。
上述のデータは、全國老齢工作委員會(huì)弁公室と中國老齢協(xié)會(huì)が編さん?出版した報(bào)告書「奮進(jìn)し続ける中國高齢者事業(yè)」報(bào)告に基づいている。
中國は、今からちょうど20年前の1999年に高齢化社會(huì)に突入した。中國老齢協(xié)會(huì)が今年上半期に発表した「需要側(cè)の視點(diǎn)から見た高齢者消費(fèi)?需要意欲をめぐる研究報(bào)告」によると、人口の高齢化が始まった1999年から2018年までの19年間で、中國の高齢者人口は1億1800萬人増加し、現(xiàn)在高齢者人口が2億を上回る世界で唯一の國家となっている。
「奮進(jìn)し続ける中國高齢者事業(yè)」によると、中國は、世界でも人口高齢化のレベルがかなり高い國の一つであり、高齢者人口が最も多く、高齢化のスピードが最も速く、人口高齢化対策の任務(wù)の負(fù)擔(dān)が最も重い國となっている。高齢化社會(huì)に入ってから、中國の高齢者人口は猛烈な勢いで増え続けており、総人口に占める60歳以上の人口の割合は、1999年末時(shí)點(diǎn)の10分の一から、2018年末には6分の一を上回るまでとなった。
「奮進(jìn)し続ける中國高齢者事業(yè)」によると、中國政府は人口の高齢化に前向きに対応し、「ひとつの戦略」を打ち立てた。つまり、人口高齢化に前向きに対応することを、國家の長期戦略任務(wù)の一つに組み入れたのだ。
中國國家統(tǒng)計(jì)局が今年1月に発表した統(tǒng)計(jì)データによると、2018年末の時(shí)點(diǎn)で、中國におえる60歳以上の人口は2億4900萬人を上回り、総人口の17.9%を占め、前年比859萬人増、増加率は0.6%となった。
現(xiàn)在、中國における高齢化関連法規(guī)?政策システムはほぼ完成しており、高齢者に対する社會(huì)保障システムは完備が進(jìn)められており、高齢者サービスシステムの建設(shè)は顕著な成果をあげ、高齢者健康サービスシステムの発展も加速している。中國はこれまでに無いほどの労力を投じて、健康な高齢化という「中國プラン」を模索し、「健全で素晴らしい生活」を送るという膨大な數(shù)の高齢者の新たな願(yuàn)いを葉えるべく盡力している。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年10月10日