中國科學院上海天文臺が明らかにしたところによると、中國科學技術部(?。─戎袊茖W院の支援を受け、中國の科學者が世界初の大型電波望遠鏡「スクエア?キロメートル?アレイ(SKA)」の地域センタープロトタイプ機の開発に成功した。新華社が伝えた。
國際的なビッグサイエンスプロジェクトであるSKA計畫は、世界十數(shù)カ國が共同出資し建造する、世界最大の総合口徑電波望遠鏡だ。最新の計畫では2021年に著工が予定されている。中國は発起國の一つ。
次世代の牽引的役割を果たす電波天文観測施設としてのSKAは、世界クラスの科學研究成果を育む使命を擔い、そして世界でかつてない特大のデータ量を生む。SKAの全體規(guī)模の10%を建設する第一段階だけでも、科學処理機が必要とする計算能力は中國のスパコン「天河2號」の8倍、「神威?太湖之光」の3倍に相當する。これほど巨大なデータは、科學者の使用前に深く分析?加工する必要がある。これらの作業(yè)は複數(shù)の大陸に分布する地域データセンターの協(xié)力によって行われる。
上海天文臺が現(xiàn)在、中國SKA地域センターのプロトタイプシステムの建設を推進している。課題チームの責任者である同天文臺の安濤研究員によると、SKA地域センターの大規(guī)模建設を前に、プロトタイプ機の開発とテストが極めて重要になる。開発に成功した同プロトタイプ機の全體設計は、各方面の需要を十分に考慮している。システム全體が「ソフト?ハード協(xié)同設計」の方針を貫いている。すなわちアプリケーションプログラムの特徴に基づき、適切なハードとソフトを選択し、限り有るエネルギー消費量で最良の性能を?qū)g現(xiàn)するということだ。
それに向け、プロトタイプ機は計算?保存?ネットワークの3大モジュールにおいて革新的な進展を成し遂げた。計算モジュールは新型データアイランド構造を採用し、データセンター全體を複數(shù)の小エリア、もしくは複數(shù)のサブデータセンターに分ける。これらは単獨でデータ処理任務を遂行でき、また需要に応じて柔軟に資源を再構築し、SKAによる複數(shù)の任務を並行処理する需要を満たす。また同プロトタイプ機は中國産ARMプロセッサを初採用した。ベンチマークテストによると、ARMサーバーは全體的に高い性能を持つことが分かった。
安氏は「同プロトタイプ機は國內(nèi)外のSKA先導望遠鏡が生むデータを使用し、世界のユーザーのSKA科學のプレ研究をサポートする」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年11月13日