イラク議會(huì)の米軍撤退要求に対して、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)は「イラク政府は米軍の長期駐留の費(fèi)用を払う必要がある。さもなくば米軍は撤退しない」と脅した。また「たとえ今後米軍がイラクから撤退しても、米國はイラクに大規(guī)模な制裁を科す」と述べた。

イランの核合意履行停止宣言に対して、米政府はまだ姿勢(shì)を表明していないが、すでにその前からイランに対して十分に強(qiáng)硬な姿勢(shì)を取っている。トランプ氏は、イランが米側(cè)の人員や施設(shè)を襲撃した場(chǎng)合、イランの52の標(biāo)的に対して凄まじい攻撃を行なうと警告した。

アナリストによると、米國とイランの対立は日増しに先鋭化しており、「代理」モデルから直接衝突へと次第に変化している。両國間の対立はイラクの安全と安定に影響を與えるだけでなく、中東地域の他の國々にも波及する恐れがある。

米國とイランの対立激化を受けて、歐州諸國は次々に仲裁に動(dòng)いている。英仏首脳はトランプ氏と電話會(huì)談し、ドイツは速やかに対応策を打ち出すためにEU外相會(huì)議を前倒しで開催することを提案。EUもイランのザリーフ外相の訪問を招請(qǐng)した。

中國社會(huì)科學(xué)院歐州研究所國際関係研究室の趙晨室長は「歐州にできる事は非常に限られており、緊張を緩和することだけだ。EUが米國の外交政策を敢えて批判することはないため、たとえザリーフ外相の訪問に成功しても、実際の成果を得るのは難しい」とする。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月7日