年産500トンのメルトブロー不織布生産ラインが29日、中國石化（シノペック）儀征化繊有限責(zé)任公司で稼働開始した。これは燕山石化に続き中國で建設(shè)された新たな大規(guī)模メルトブロー不織布生産拠點(diǎn)だ。プロジェクトの國産化率は95％以上で、建設(shè)任務(wù)は計(jì)畫より18日前倒しで完了した。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。

説明によると、メルトブロー不織布はマスクの「心臓」で、醫(yī)療用マスクの中間のろ過層に用いられ、高いろ過性、遮斷性、保溫性、吸著性を持つ。感染癥の発生後、メルトブロー不織布の価格安定及びマスク製品の供給を保障するため、國內(nèi)最大の醫(yī)療衛(wèi)生原材料サプライヤーである中國石化は2回の拡張工事を行い、急速なペースで16本のメルトブロー不織布生産ラインを建設(shè)した。うち燕山石化は4本、儀征化繊は12本。

言及すべきは、この儀征化繊のメルトブロー不織布プロジェクト（設(shè)備は全22種）は、中國石化と國機(jī)恒天によって共同建設(shè)された。緊急調(diào)達(dá)した1臺(tái)の輸入ファンを除き、中核設(shè)備のメルトノズル、ボルト、関連部品のすべてが國內(nèi)で緊急製造された。國産化率は95％以上。

儀征化繊の2本目のメルトブロー不織布生産ラインは現(xiàn)在全體的な調(diào)整に入っており、4月初めの稼働を予定している。1期?8本の生産ラインは4月末に全面的に完成し、稼働開始する見通しだ。2期?4本は5月末の完成?稼働開始を予定している。12本の全面的な稼働により、毎日12トンのN95メルトブロー不織布、または18トンの醫(yī)療用平面マスクの原材料を生産できる。使い捨て醫(yī)療用マスクを毎日1800萬枚生産できる。

燕山石化メルトブロー不織布プロジェクトの1期?2本の生産ラインは3月6日、前倒しで稼働開始した。生産能力は毎日6トンで、現(xiàn)在の生産負(fù)荷率は116％にものぼる。3月28日まで121.6トンのメルトブロー不織布が生産?販売されており、マスク1億2000萬枚の増産を後押しした。2基?2本の生産ラインは4月の完成?稼働開始を予定しており、すでに設(shè)備取付段階に入っている。4本の全面的な稼働により、毎日8トンのN95メルトブロー不織布、または12トンの醫(yī)療用平面マスクの原材料を生産できる。

中國石化の16本の生産ラインが5月に全面的に稼働した後、年産が1萬トン以上を超える見通しだ。使い捨て醫(yī)療用マスクを100億枚以上加工でき、世界の感染対策で重要な保障的役割を果たしていく。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年3月30日