第2弾のマスク2萬枚は神奈川県と千葉県へ

「パンダの恩返し」には約2週間で600人の賛同者が集まり、15萬6千元の寄付が寄せられ、第2弾としてマスク2萬枚が神奈川県と千葉県にすでに発送されたほか、さらにマスク5萬枚を購入し、東京都と埼玉県、北海道、愛知県、兵庫県の5つの都道府県に近日中に1萬枚ずつ発送していく。これらの寄贈先は感染者の多い順に選んでおり、運営委員會のメンバーが各地方自治體の擔當者に直接連絡(luò)を取り、受け入れ可能なマスクの種類などを確認してから決定し、主に醫(yī)療機関や介護施設(shè)への配布を希望しているという。

これまで連絡(luò)した地方自治體のほとんどが、マスク不足が深刻で、今すぐにも欲しいという切羽詰まっている狀況で、申し出を喜んで受け入れる、本當にありがたいという反応だったという?！袱胜扦馇~県は海外から屆くのは今回が初めてだということで、私自身も驚いている。東京都には結(jié)構(gòu)屆いていると聞いているので、たぶん海外からの支援は東京や大阪などに集中しているのではないかと思う」と竹內(nèi)氏。

日本へのマスク発送作業(yè)の様子（寫真提供?竹內(nèi)亮氏）。

感謝の気持ち伝える「鶴の恩返し」ならぬ「パンダの恩返し」

活動名の「パンダの恩返し」は、竹內(nèi)氏が社員たちと一緒に考えて名付けた。2月に中國國內(nèi)で新型コロナウイルス感染が一気に拡大した際、日本からたくさんの支援物資が中國に送られた。中國ではこうした日本からの支援について毎日のように報道されていたため、中國人はもちろんのこと、中國に住む日本人も皆知っているが、竹內(nèi)氏は、「日本の人々は意外に中國の人々が皆感謝していたことをほとんど知らなかった。自分たちも足りないのに、なぜ中國に送ったのかと発言する日本人すらいたのは、中國の人々が恩に感じているということをほとんどの日本人が知らなかったからだ。それがすごくわかり、中國は恩を感じているんだということをちゃんと伝えたいと思った。そこで『恩返し』という言葉をどうしても使いたくて、『鶴の恩返し』ならぬ『パンダの恩返し』とした」とその命名の経緯を語った。

東京や大阪の企業(yè)にも寄贈されたマスク（寫真提供?竹內(nèi)亮氏）。

「大変なこともたくさん、それでも毎日うれしい」

各地方自治體への連絡(luò)から運送會社の手配、政策への対応、発送作業(yè)、そして賛同者たちへの各種報告など、「NPO法人でもないのになぜこれほど頑張っているのかと思うこともある」としながらも、竹內(nèi)氏は「毎日とてもうれしい」と言い切る?！笟叭召m同者がどんどん増えている。現(xiàn)時點までにすでにほぼ15萬元くらいまで集まっており、これほど集まるとは始めた當初は考えてもいなかった。在中國の日本人皆が一丸となって一つのことをやっている感じはとても楽しい。それだけでなく、日本が大好きだという中國人も參加してきている。それもとてもうれしい。こんなに日本のことを思ってくれている中國の方がいるのだと。それはこれまでもわかっていたことだがと、今回の活動を通じて、改めてそう感じた。大変だが、當然うれしいことのほうが多い」と竹內(nèi)氏。