春節(jié)（舊正月、今年は1月25日）期間中にオンライン上映された映畫「■媽（ロスト?イン?ロシア、■は國がまえで上に八、下に口の下線なし）」を通じて、多くの人がK3/4次列車を目にすることとなった。この列車は、モンゴルのウランバートル経由で中國の北京とロシアのモスクワを結(jié)んでいる?，F(xiàn)在、深緑色の車體から「緑皮車」と呼ばれ、ネット上で大人気となっている同列車は運(yùn)行開始からすでに約60年が経ち、利用者は累計(jì)で延べ200萬人以上となっている。中國新聞網(wǎng)が報じた。

K3/4次列車(畫像は北京鉄路局が提供)

K3/4次列車は1959年6月4日に運(yùn)行開始し、開始當(dāng)初はソ連國鉄が車両を提供し、運(yùn)行を擔(dān)當(dāng)していた。そして、翌1960年5月24日から、中國鉄路が車両を提供し、北京區(qū)間の運(yùn)行サービスを擔(dān)當(dāng)するようになった。こうして中國の鉄道関係者が雨の日も風(fēng)の日も、ヨーロッパ大陸とアジア大陸を駆け巡る歴史が幕を開き、これまでに60年間にもわたる歴史を積み重ねてきた。

中國とモンゴル、ロシアを結(jié)び、ヨーロッパ大陸とアジア大陸を橫斷するK3/4次列車は片道7818キロ、1度の往復(fù)に13日間かかり、その往復(fù)の走行距離は約1萬5千キロと、中國が運(yùn)行する鉄道としては最も距離が長い旅客列車だ。

運(yùn)行開始以來、列車は何度もマイナーチェンジとモデルチェンジを行っているものの、運(yùn)行する特殊な地理的環(huán)境が原因で、その車體は従來のまま変わらず緑皮車で、空調(diào)もついていない。その暖房設(shè)備は依然として石炭ストーブで賄われており、一年のうち8ヶ月は暖房を使用し、1往復(fù)で各車両5‐6トンの石炭を消費(fèi)している。

中國とモンゴル、ロシアを繋ぐK3/4次列車は、ヨーロッパ大陸、アジア大陸を橫斷するように運(yùn)行(畫像は北京鉄路局が提供)

K3/4次列車が走行する線路を見ると、中國國內(nèi)の軌間は1435ミリメートルであるのに対し、モンゴル、ロシア國內(nèi)の軌間は1520ミリメートルとなっている。軌間が異なるため、北京行きも、モスクワ行きも、エレンホト駅で、臺車の交換が行われる。そのため、エレンホト駅では約3時間停車することになる。

臺車の交換の際、乗客は車內(nèi)でその様子を見ることもできれば、駅舎の待合室で休憩することもできる。これもまた、乗客にとってはこの列車にしかない獨(dú)特の體験となる。

この60年の間に、K3/4次列車の総走行距離は地球1200周以上分に相當(dāng)する5000萬キロ以上に達(dá)し、今までに輸送した旅客は100ヶ國余りの2000萬人以上を數(shù)える。この列車は中國、モンゴル、ロシア、そして3ヶ國の人々の往來と親睦の証人となり、それを記録してきた。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月21日