ジャイアントパンダ國家公園管理局の発表によると、同局太白山管理分局の野外調(diào)査隊(duì)員が先ごろ、秦嶺山脈の主峰?太白山の海塘河氷凌溝の標(biāo)高2400メートルの地點(diǎn)に赤外線カメラを設(shè)置した際に、偶然にも野生のパンダと遭遇した。これは、野生のパンダが2015年に氷凌溝地域から姿を消して以來、5年ぶりに撮影されたパンダとなった。中央テレビニュースが伝えた。

調(diào)査隊(duì)員は12日晝頃に林を通過したところ、枝が折れる音を耳にした。その方向に目を向けると、1頭のパンダが灌木の中で動き回っていた。パンダも隊(duì)員たちに気づき、すぐに近くの木に登ったものの、物珍しそうに隊(duì)員の方に顔を向け眺めていた。

野外調(diào)査隊(duì)員の舒健氏は、「亜成體のパンダで、私たちから7、8メートル離れていた。私たちはパンダを驚かせないよう直ちにその場を離れ、その後再び戻って調(diào)査を行った。木に爪痕があり、多くの新鮮な便を回収できた。1ヶ月前にも、この遭遇地點(diǎn)からおよそ3キロ離れた場所で、パンダの糞と食事の痕跡を発見していた」と述べた。

ジャイアントパンダ國家公園管理局太白山管理分局の李先敏高級エンジニアは、今回2回にわたり回収されたパンダの糞を比較対照したところ、いずれもこのパンダが殘したものと初歩的に判斷できるとした。糞は約1ヶ月間隔で回収され、2回とも竹を食べた痕跡があった。これはパンダがすでに氷凌溝地域に居を定めた可能性を意味している。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年6月29日