2020年の大學(xué)受験がまもなくスタートする。新型コロナウイルス感染癥という特殊な狀況の中、受験會場はいつもとどう違うか。感染癥対策はしっかり行われているか。北京市豊臺區(qū)の會場を取材した。新華社が伝えた。

會場は念入りに消毒

今年の北京市では中國大學(xué)統(tǒng)一入學(xué)試験の受験生は4萬9225人に上り、市內(nèi)が17ブロックに分かれ、132校の教室など2867ヶ所が受験會場になる。

3日に豊臺區(qū)で最大の受験會場となる北京市第十二中學(xué)を訪れた。一般試験會場33ヶ所、予備の試験會場3ヶ所が設(shè)置され、660人がここで試験を受ける予定だ。

學(xué)校の正門には検溫棚が設(shè)置され、受験生は検溫と身分証明書のチェックを受けなければ中には入れない。體溫が高ければ、スタッフが學(xué)校の外に設(shè)置した再検溫所か醫(yī)學(xué)的観察室に案內(nèi)し、質(zhì)問と検査の後、様子によって予備の受験會場に入るか、醫(yī)療機関を受診するか、どちらかになる。受験生の不安を靜めるため、學(xué)校は心理カウンセラーを配置して、體溫チェックで問題があった受験生をケアする。

これまでの大學(xué)受験では親が會場まで送ってきて外で待つ光景が當(dāng)たり前だったが、今年は人が密集するのを避けるため、各學(xué)校は親たちに対し、子どもが無事に受験會場に入るのを見屆けたら、その場を離れ、人と集まらないようにして、交差感染を防ぐよう要求した。

午前と午後の試験が始まる前に、學(xué)校は試験會場と本部、設(shè)備の表面に感染予防のための消毒を行い、各試験の前に試験會場と本部の窓を開けて30分以上換気する時間を確保する。試験中も、試験會場と本部のドアや窓は完全に閉めたりはしない。試験會場の床と汚染される可能性がある壁の表面は、モップや雑巾などの衛(wèi)生用具でしっかり消毒して、安全を確保する。

試験會場のトイレは手で觸れる場所を中心に、ドアの取っ手、水道の蛇口などを消毒し、便器內(nèi)の消毒も回數(shù)を増やし、衛(wèi)生的に清潔に使用できるようにする。