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日本が「宇宙基本計畫」を閣議決定 軍事利用の意図は明白

人民網(wǎng)日本語版 2020年07月09日15:03

報道によると、日本はこのほど「宇宙基本計畫」改定案を閣議決定した。今後10年間の宇宙開発?利用戦略を正式にまとめたものだ。新計畫は宇宙空間の軍事利用、低軌道小型衛(wèi)星の米國との共同開発等を一層強(qiáng)調(diào)しており、整った宇宙からの探知システムを構(gòu)築し、近隣國の動向を緊密に監(jiān)視する意図がある。(文:文威入。中國國防報掲載)

宇宙基本計畫は、日本政府が「宇宙基本法」に基づき制定する宇宙分野の長期的な戦略計畫であり、2009年の初策定以降、改定を重ねてきた。今年6月に新たな改定案が內(nèi)閣に上程され、同月30日に閣議決定された。

■軍事利用の意図は明白

過去の計畫と比べ、新計畫には顕著な特徴が4つある。

第一に、軍事利用を一層強(qiáng)調(diào)している。新計畫は40回以上にわたり「安全保障」に言及。日本による宇宙の軍事利用が時代の潮流であることを強(qiáng)調(diào)し、「準(zhǔn)天頂衛(wèi)星システム」、Xバンド軍事衛(wèi)星通信網(wǎng)などのプロジェクトを今後強(qiáng)力に推し進(jìn)めるとともに、総合的でシステマティックな衛(wèi)星ネットワークを構(gòu)築して、測位?通信?情報収集能力をさらに高めることを明確に打ち出した。

第二に、小型衛(wèi)星を開発した宇宙からの偵察を強(qiáng)化することを重視している。今後日本は米國との協(xié)力を基礎(chǔ)に、迅速に対応できる小型衛(wèi)星によるネットワーキングを開発し、複合センサーを搭載した宇宙からの偵察を遂行し、朝鮮のミサイルを念頭に確かな早期警戒能力を形成する。こうした小型衛(wèi)星は重量約100キログラム、高度約200キロメートル、解像度0.4メートル以上で、長期間任務(wù)を遂行する必要はなく、迅速に打ち上げ、比較的低軌道で目標(biāo)を監(jiān)視する。報道によると、複數(shù)の衛(wèi)星を使用してミサイルの動きを追跡することで、監(jiān)視精度を高めることができ、たとえいずれかの衛(wèi)星に故障が発生しても、他の衛(wèi)星で補(bǔ)うことができる。こうした、まだ計畫段階の小型衛(wèi)星が、將來の日本にとって、宇宙からの偵察能力を構(gòu)築する重要な突破口となることが難なく見て取れる。

第三に、米國の月面著陸計畫に深く參加する。新計畫は、日本が引き続き米國の月面著陸計畫「アルテミス」に深く參加し、有人及び補(bǔ)給分野で日本の先進(jìn)技術(shù)を重點(diǎn)的に発揮することを特に強(qiáng)調(diào)している。

第四に、宇宙産業(yè)を活性化させ、宇宙工業(yè)を促進(jìn)する。新計畫は、今後輸出主導(dǎo)型市場メカニズムの構(gòu)築、民間宇宙開発支援など各種措置を講じて、宇宙産業(yè)の規(guī)模を一層拡大することを明確にしている?,F(xiàn)在の1兆2000億円から倍増させ、宇宙工業(yè)の発展を後押しするという。

新計畫は安全保障、情報収集、ミサイル監(jiān)視、有人月面著陸等多くのプロジェクトを含み、宇宙探索及び宇宙技術(shù)の軍事化における日本の戦略及び野心を十分に示しており、周辺諸國は高度に警戒すべきだ。(編集NA)

「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月9日

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