ポンペオ米國務(wù)長官は現(xiàn)地時(shí)間13日の聲明で「南中國海における中國の多くの主張には國際法的根拠がない。米側(cè)は関係國に対して、中國の海洋権利主張に反対するよう促す。南中國海仲裁判斷は中非両國に対して法的拘束力を持つ」とした。

外交部（外務(wù)省）の趙立堅(jiān)報(bào)道官は14日の定例記者會(huì)見で、これに関する質(zhì)問に「米側(cè)の聲明は南中國海問題の歴史的経緯と客観的事実を顧みず、南中國海の主権問題において特定の立場(chǎng)を取らないとする米政府の公の約束に背き、國際法に違反し、これを歪曲し、海洋での領(lǐng)土紛爭を意図的に煽り立て、地域の平和と安定を破壊する、無責(zé)任なやり方だ」と述べた。

「早くも1948年に中國政府は南中國海斷続線を正式に公布した。これは長い間、いかなる國からも問題視されなかった。南中國海における中國の領(lǐng)土主権と海洋権益には十分な歴史的根拠と法理上の根拠があり、関係する國際法と國際的慣行に合致する」とした。

趙報(bào)道官は「中國側(cè)は南中國海に『海洋帝國』の樹立を図ったことはなく、南中國海周辺諸國を常に平等に扱い、南中國海の主権と権益の維持において常に最大限の抑制を保っている。これと相反して、米國は國連海洋法條約への加盟を拒絶し、國際的に頻繁に條約破棄とグループ脫退を行い、國際法を都合が良ければ用い、悪ければ破棄し、大規(guī)模な先端的軍艦?軍用機(jī)を頻繁に派遣して南中國海を大々的に軍事化し、強(qiáng)権論理と覇道的手法を推し進(jìn)めており、米國こそがこの地域の平和と安定の破壊者であり、トラブルメーカーだ」と指摘。

「域外國である米國は自國の私利のためから、あらゆる手を盡くして南中國海で挑発し、波風(fēng)を引き起こし、地域の國々と中國との関係に水を差し、南中國海の平和?安定維持に向けた中國とASEAN諸國の努力を妨害し、破壊している」と述べた。

趙報(bào)道官はさらに「我々は米側(cè)の誤った行為に強(qiáng)い不満と斷固たる反対を表明し、米側(cè)に対して南中國海問題でもめ事を引き起こすのを止めるよう促す。誤った道を突き進(jìn)んではならない。中國側(cè)は引き続き斷固として法に基づいて自らの主権と安全を守り、地域の國々との友好協(xié)力関係を斷固として守り、南中國海の平和と安定を斷固として守る」とした。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月15日