長江流域で今年、1998年以降で最大の洪水が発生している。今年の増水期における長江最大の洪水である洪水2號(hào)が18日、三峽ダムに到達(dá)した。長江中?下流に位置する重點(diǎn)都市の武漢市は、漢江?洞庭湖?鄱陽湖の水利調(diào)節(jié)を結(jié)ぶ中樞としての役割を果たし、洪水対策の大きな圧力を受けている。中國網(wǎng)が伝えた。

全長858メートル、高さ2メートルの真新しいアルミ合金組立型洪水防護(hù)壁がこのほど、武昌江灘月亮灣堤防で使用開始された。この新型洪水防護(hù)壁は頑丈で安全な上「ルックス抜群」で、川沿いの美しい風(fēng)物詩になっており、ネットユーザーからは親しみをこめて、中國版の「洪水対策の神器」と呼ばれている。この新型洪水防護(hù)壁は武漢の20カ所余りの水門で広く使用されている。

この洪水防護(hù)壁のフェンスは「6061 T6」高強(qiáng)度アルミ材で、大トン數(shù)プレス生産ラインで一度のプレスで成形された。強(qiáng)度が強(qiáng)く、靭性が高く、耐腐食性を持ち、洪水の水の流れと強(qiáng)い圧力に長時(shí)間耐えられる。フェンス1枚の幅は4センチ、縦は20センチで、壁の厚さは9-19.5ミリの間で、長さは3.6メートルにもなる。中は空洞になっており、効果的に軽量化されている。表面には電気泳動(dòng)処理が施されている。フェンスとフェンスの間にははめ込み接合部分があり、防水ゴムのEPDMが使用されており、防水効果は99％以上。

従來の土嚢や鉄筋コンクリートの洪水防護(hù)堤防と比べると、このアルミ材洪水防護(hù)壁は組み立てが簡単で、2人で1日あたり70メートル設(shè)置できる。人員が十分であれば、數(shù)時(shí)間で800メートル以上の洪水防護(hù)壁の組み立てが完了する。緊急の洪水対策において、従來の堤防にはないメリットがある。またアルミ合金洪水防護(hù)壁は増水期以外に取り外しが可能で、市民の風(fēng)景観賞や水遊びの妨げにならないだけでなく、生態(tài)環(huán)境への影響を最大限に減らせる。

このような組立型洪水防護(hù)壁はすでに歐州で広く使用されており、オーストリア、ドイツ、オランダなどの洪水期に重要な役割を果たしている。中國版の洪水防護(hù)壁は長年の実験、検査、実踐の検証により、各種技術(shù)が成熟化に向かっている。自身の安定性、変形、防水、設(shè)置、管理?メンテナンスなどの面で洪水対策の要求を満たしている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月24日