文化財保護専門家が3年以上かけて、保護と修復(fù)を行い、西周(紀(jì)元前1100年頃-紀(jì)元前771年)末期の長さ3メートルの馬車の復(fù)元がこのほど完了した。馬車の車輪のフレームは青銅でできている。2014年に陝西省寶鶏市岐山県周原遺跡で出土したこの馬車の長さは3.13メートル、幅は2.7メートル、高さは1.5メートル。馬車の前方からは馬4頭の骨も見つかっている。新華網(wǎng)が報じた。
馬車の裝飾は非常に豪華で、大量のトルコ石が埋め込まれた青銅部材に薄壁青銅獣面裝飾、玉細工、彩色上絵が施された部材が大量に発見され、車輪のフレームも全て青銅で作られている。青銅のフレームの車輪が取り付けられた馬車としては、現(xiàn)時點で各部品が最も完全な形で殘っている馬車となっている??脊艑W(xué)専門家は実験室で取り出した遺物や精密データ、元々の工法、構(gòu)造に基づいて、この馬車を原寸大で復(fù)元。この馬車の保護と復(fù)元は、西周末期の儀禮や車両制度を研究するうえで、極めて高い価値を備えている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月31日