中國(guó)科學(xué)技術(shù)大學(xué)を9日に取材したところによると、同大の季恒星教授は米カリフォルニア大學(xué)ロサンゼルス校の段鑲鋒教授らと協(xié)力し、リチウムイオン電池分野の重要な進(jìn)展を?qū)g現(xiàn)し、黒リン複合材料を電極シートとした。実験室のデータによると、この電極シートは9分間で約80％まで充電できる。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

この研究成果は9日、國(guó)際的に有名な學(xué)術(shù)誌「サイエンス」に掲載された。

季氏のチームは研究により、黒リンをアルカリ金屬イオン電池の負(fù)極に用いることで極めて高い質(zhì)量?容量が備わるが、層狀構(gòu)造の縁から構(gòu)造破壊が始まりやすいことを発見(jiàn)した?？茖W(xué)研究者は高エネルギーボールミルにより、黒リンナノシートと黒鉛ナノシートを平行に並列させる一種の複合材料を作り、リチウムイオンエネルギーがこの複合材料の中で効率的に移動(dòng)できるようにした。

論文の筆頭著者である金洪昌博士は「エネルギーはリチウムイオンと電極材料の化學(xué)反応により電池を出入りする。電極材料のリチウムイオンへの伝導(dǎo)力は、充電速度を左右するカギとなる」と述べた。

論文の共同筆頭著者で、中國(guó)科學(xué)院化學(xué)研究所の辛森研究員は「我々は一般的なプロセスルートと技術(shù)パラメータを採(cǎi)用し、黒リン複合材料を電極シートにした。実験室の測(cè)定結(jié)果によると、電極シートは9分間で約80％まで充電でき、2000回の使用後も90％の容量を維持できる。この材料の量産化を?qū)g現(xiàn)し、マッチする正極材料及びその他の補(bǔ)助材料などを見(jiàn)つけることができれば、エネルギー密度が1キロ當(dāng)たり350ワット時(shí)で、そしてクイック充電能力を持つリチウムイオン電池を作れるようになるだろう」と述べた。

エネルギー密度が1キロ當(dāng)たり350ワット時(shí)のリチウムイオン電池であれば、電気自動(dòng)車の走行距離を1000キロに近づけることができる。テスラの「モデルS」のフル充電後の走行距離は現(xiàn)在、約650キロとなっている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年10月13日