一人暮らしの高齢者のケア問(wèn)題をどのように解決すればよいだろうか？上海市が出したその答えは「スマート介護(hù)」だ。上海市がこのほど、一人暮らしの高齢者の家に設(shè)置したスマート水道メーターが大きな話題となっている。今月8日、上海市長(zhǎng)寧區(qū)江蘇路街道に足を運(yùn)ぶと、スマート水道メーターは、「スマート介護(hù)」の一部で、他にもドアの防犯ベル、火災(zāi)警報(bào)器、赤外線監(jiān)視カメラなども設(shè)置されていることが分かった。中國(guó)新聞社が報(bào)じた。

スマート防犯ベルを指し示してくれた張さん（撮影?張亨偉）。

一人暮らしの女性高齢者?張さん（86）は取材に対して、「コミュニティがスマート水道メーターを取り付けてくれて、心の底から喜んでいる。水を使っていないということは、家に誰(shuí)もいないか、出かけている、もしくは家の中で動(dòng)けなくなっているかのどれかで、すぐに発見してもらえる」と話した。

設(shè)置されたスマート水道メーター（撮影?張亨偉）。

コミュニティの職員によると、12時(shí)間以內(nèi)に使われた水が0.01立方メートル以下だった場(chǎng)合、スマート水道メーターから専用プラットフォーム「一網(wǎng)統(tǒng)管」を通して、街道と居民委員會(huì)に通報(bào)が送信される。通報(bào)を受けた居民委員會(huì)の幹部はすぐに高齢者の自宅を訪問(wèn)し、実際の狀況を確かめて、街道の擔(dān)當(dāng)部門に報(bào)告する。スマート水道メーターのほか、江蘇路街道は、ドアのスマート防犯ベルの技術(shù)原理やシステムを応用した新しいドアのスマート防犯ベルを作り、一人暮らしの高齢者の家に設(shè)置している。設(shè)定の時(shí)間內(nèi)にドアが開けられなかった場(chǎng)合、バックグラウンドから、すぐに街道の「一網(wǎng)統(tǒng)管」に通報(bào)が送られ、それが街道と居民委員會(huì)に送られる。

微信（WeChat）の政務(wù)アカウントのバックグラウンドを紹介する居民委員會(huì)の職員（撮影?張亨偉）。

上海市長(zhǎng)寧區(qū)江蘇路街道黨工作委員會(huì)の戴濤書記によると、今後、「第14次五カ年計(jì)畫（2021‐25年）」が推進(jìn)されるにつれて、高齢者グループを一つの重點(diǎn)ポイントとし、都市運(yùn)営プラットフォームである「一網(wǎng)統(tǒng)管」を活用して、「スマート介護(hù)」の全體的なシーンやモジュールを開発し、高齢者向けサービス関連のコンテンツを、これらの応用シーンに盛り込む計(jì)畫だ。そして、「一網(wǎng)統(tǒng)管」を通して、さらにスマートな「高齢者向けサービス」を提供したい考えだ。（編集KN）

上海市長(zhǎng)寧區(qū)江蘇路街道の「一網(wǎng)統(tǒng)管」（撮影?張亨偉）。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年12月10日