商務部（?。─?1日に伝えたところによると、「アジア太平洋地域における電子貿(mào)易円滑化枠組協(xié)定」が21日に発効した。これは國連の枠組下における越境電子貿(mào)易の分野で初めての多國間協(xié)定であり、これから加盟各國の商品がより円滑にお互いの市場に進出するようになる見込みだ。人民日報が伝えた。

同協(xié)定は國連アジア太平洋経済社會委員會（ESCAP）の呼びかけによりスタートしたもので、2015年4月に交渉が始まり、16年5月に妥結(jié)した。中國、ロシア、韓國、インド、インドネシアなど30近くのアジア?太平洋地域のESCAP加盟國が相次いで加盟した。中國、フィリピン、バングラデシュなど必要な國內(nèi)手続を完了した創(chuàng)設?加盟國5ヶ國で、すでに発効している。

同協(xié)定は、加盟國に越境電子貿(mào)易のために國の政策の枠組を確立し、既存の越境電子貿(mào)易システム、または新たに構築する越境電子貿(mào)易システムを利用して、電子形式の貿(mào)易データ?文書の交換を?qū)g現(xiàn)するよう努力することを求め、特に各方面が「単一窓口」システムの構築を加速的に推進するとともに、越境電子貿(mào)易に利用するよう奨勵する必要があるとしている。

商務部國際経貿(mào)関係司の責任者は、「この協(xié)定は中國の極めて大規(guī)模な市場の優(yōu)位性をより一層発揮させ、アジア?太平洋地域の加盟國により広大で円滑な市場チャンスを提供するものとなる。同時に、中國製品がより円滑にアジア?太平洋の他の加盟國の市場に進出する上でプラスになり、そして中國の貿(mào)易円滑化レベルをさらに引き上げるものにもなる」と述べた。

同責任者は、「この協(xié)定の加盟國はいずれも『一帯一路』（the Belt and Road）の沿線國であるため、越境電子貿(mào)易の実現(xiàn)はアジア?太平洋地域の貿(mào)易分野での相互接続を大いに促進することになる。世界が新型コロナウイルス感染癥との戦いの重要な時期にある中、國際社會に向けて加盟國が協(xié)力して感染癥の挑戦に立ち向かい、多國間貿(mào)易體制を支持するとのシグナルを発することにもなる」としている。

現(xiàn)在、中國は全國で通関作業(yè)のペーパレス化改革テストを展開しており、電子データと紙による書類?証明書とが同等の法的効力をもつことをすでに承認している。各方面は今後、協(xié)定の実施を推進するために、具體的な措置やタイムテーブルなどが含まれる全面的な行動計畫を策定する予定だ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年2月22日