1024、1186、1720、1466、2386、1362……これらは、今月5日から10日までの、北京の大気1千平方ミリメートル當(dāng)たりの花粉の數(shù)で、いずれも花粉濃度で最も深刻な6級(jí)の臨界値（801）を大幅に上回っている。また、10日から15日にかけて、北京は、ポプラとヤナギの白い綿毛のついた種子（楊絮と柳絮）の飛散が今年最初のピークに突入した。光明日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

花粉の濃度が極めて高く、加えて綿毛が飛散し、多くの人がアレルギーに悩まされている。では、花粉癥の人が増えているのはなぜなのだろうか？

ますます増えているアレルギー持ちの人たち

高カロリー、低繊維のファーストフードを日常的に食べ、生活環(huán)境が過(guò)度に清潔だと、アレルゲンがある程度まで蓄積した時(shí)に、アレルギー體質(zhì)の人は発病し始める

以前はアレルギーの人はごく少數(shù)だったものの、近年は、アレルギーに悩まされている人が身近でも増えていると感じている人が多くなっている。

ほとんどの人にアレルギーになる可能性があるものの、発病しない人もいるのはなぜなのだろう？北京協(xié)和病院過(guò)敏癥科の関凱副主任醫(yī)師は、「アレルギーは主にいくつかの要素が関係する。その一つは生活習(xí)慣と関係がある。例えば、高カロリー、低繊維のファーストフードをいつも食べ、生活環(huán)境が過(guò)度に清潔であるなどだ。また、アレルゲンが一定量に達(dá)することも関係する」と説明する。

そして、「ここ20‐30年、人々の生活水準(zhǔn)が目に見(jiàn)えて向上した?，F(xiàn)代化したライフスタイルは、過(guò)度に清潔で、そのような生活をしていると、アレルギーになりやすい。また、生活環(huán)境において、緑化が進(jìn)み、接觸する品種も増えている。そのような生活環(huán)境に適応する過(guò)程で、人間の免疫システムでは偏りが生じ、花粉のような無(wú)害な物質(zhì)に対しても、非常に強(qiáng)い免疫反応が発生してしまうようになった。そのため、日に日に増加するアレルゲンの曝露により、一部のアレルギー體質(zhì)の人が続々と発病している」との見(jiàn)方を示す。

もちろん、環(huán)境的要素も関係している。同科の副主任で主任醫(yī)師の孫勁旅氏は、「局地的に植物の種類が不均衡で、ある一つの品種または數(shù)種類の品種の植物の花粉濃度が高くなったり、花粉と大気汚染物質(zhì)の粒子が結(jié)合すると、アレルギー反応が起きたり、それが重癥化したりする」と説明している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年4月14日