江蘇省南京市江寧區(qū)には、3.45平方キロメートルの面積の天然のくぼ地がある。木々が生い茂り、生物の種類(lèi)は豊富で、多様な生態(tài)系を有し、とりわけ石灰石資源が豊富だ。ここでは1950年代から石材が採(cǎi)掘されてきた。

かつての採(cǎi)掘作業(yè)がさまざまな歴史的遺跡を現(xiàn)在まで伝えている。。大きな鉱坑、かつてのセメント工場(chǎng)、泥沼地などだ。2018年、同省は、南京市がここに園蕓博覧園を建設(shè)し、2021年の江蘇省園蕓博覧會(huì)の開(kāi)催地誘致を決定した。

2年あまりの間に、産業(yè)遺跡の保存を基礎(chǔ)として生態(tài)環(huán)境の修復(fù)と建設(shè)計(jì)畫(huà)を進(jìn)め、鉱坑の中に都市園林13カ所を造園した。設(shè)計(jì)チームは同省13市の地理的?文化的特徴と伝統(tǒng)的な庭園文化を結(jié)集させた計(jì)畫(huà)レイアウトを行い、それぞれが獨(dú)特の風(fēng)格を備えながら全體が渾然一體となった江蘇スタイルの庭園群を構(gòu)築し、自然の風(fēng)景と融合した空間を作り出した。庭園群の中を歩いていると、まるで千年の歴史の流れの中をそぞろ歩いているような気分を味わえる。

それだけではない。この園蕓博覧園では100年の歴史をもつ産業(yè)遺跡の生まれ変わった姿が見(jiàn)られる。セメント工場(chǎng)のサイロや煙突は博物館になり、石材を採(cǎi)掘した洞窟は完全に保存され、巨大な崖部分は「劇場(chǎng)」になった。かつて石材を運(yùn)んだ小型列車(chē)は、今では文化観光専用列車(chē)として花の海の中を縦橫に駆け回っている。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年4月17日