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世界最長のタンカ、チベット族の「百科事典」

人民網(wǎng)日本語版 2021年08月11日10:33
世界最長のタンカ、チベット族の「百科事典」

「中國蔵(チベット)族文化蕓術(shù)彩絵大観」(上巻)(以下「彩絵大観」)は現(xiàn)在、青海省西寧市の青海チベット文化博物院に収蔵されている。1999年12月にギネス世界記録に認(rèn)定され、世界最長の唐卡(タンカ)となった。人民網(wǎng)が伝えた。

「彩絵大観」の全長は618メートル、幅は2.5メートル。面積は1500平方メートル以上、重さは1.5トン。絵全體にタンカ(チベット軸裝仏畫)が700枚以上描かれており、18萬3000以上の人物が描き込まれている。上下両側(cè)を飾る刺繍の図案は3000種以上。このタンカの顔料は金、銀、真珠、サンゴ、メノウなどの貴重な鉱物と寶石、サフランやダイオウなどの貴重な植物のみを採用しており、保存條件が良ければ永遠(yuǎn)に色褪せない。

この巨大な作品はチベット族の歴史と起源、宗教と伝承、文化と蕓術(shù)、醫(yī)薬品と保健、天文と地理、神話と伝説、生活と習(xí)俗、民族団結(jié)と地域繁栄などの內(nèi)容を系統(tǒng)的に結(jié)びつけ、一枚の絵に表現(xiàn)している。これはまさにチベット族の「百科事典」だと言えるだろう。「彩絵大観」の主な創(chuàng)作者である宗者拉傑氏は、青海省循化県文都郷牙訓(xùn)村の伝統(tǒng)工蕓美術(shù)の大家だ。宗者拉傑氏を中心とし、青海省、西蔵(チベット)、甘粛省、四川省、雲(yún)南省の400人以上の優(yōu)秀な蕓術(shù)家がこの巨大な作品に參加。27年にわたる企畫?制作を経て完成した。

宗者拉傑氏は2005年から「彩絵大観」の下巻を企畫し始めており、「一帯一路」(the Belt and Road)を背景とし、上巻の內(nèi)容をさらに補充?改善した。全長410メートルの下巻はすでに2019年に完成しているとのことで、將來的に上下巻の長さ計1000メートルという圧巻の作品を目にすることができるだろう。(編集YF)

「人民網(wǎng)日本語版」2021年8月11日

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