7日に行われた北京冬季五輪男子スノーボードスロープスタイルの決勝でカナダのマックス?パロット選手(27)が90.96點(diǎn)で金メダルを手にした。パロット選手は、中國(guó)の蘇翊鳴選手を含む世界トップレベルのボーダーに勝利しただけでなく、自身を襲った「病魔」にも打ち勝ったのだ。中國(guó)日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

2018年にホジキンリンパ腫と呼ばれる血液ガンと診斷されたパロット選手にとって、再び雪上に戻ってきたということだけでもすでに奇跡と呼ぶのにふさわしい。

父親の影響で3歳からスキーを始めたパロット選手は、17歳になると頭角を現(xiàn)し、2018年の平昌オリンピックでは男子スノーボードスロープスタイルで銀メダルを獲得した。

ところが、そのすぐ後に、ホジキンリンパ腫と診斷され、半年間で12回にわたる化學(xué)療法を受けた。

治療中のパロット選手（畫(huà)像はパロット選手のSNSアカウントから）。

しかし、パロット選手は決してあきらめず、SNSに日記を記し、ネットユーザーに闘病の様子を紹介した。2019年末、「病魔」にうち勝ったパロット選手は再び愛(ài)する雪上へと復(fù)帰を果たし、2020年のX Gamesでは金メダルを獲得した。

7日の決勝に出場(chǎng)したパロット選手。

パロット選手は、「ガンになって僕は変わった。以前なら當(dāng)たり前と思っていたことが、今では一つひとつの事に感謝出來(lái)るようになった」と語(yǔ)る。

そして、「毎回、ブーツをスノーボードに取り付ける時(shí)、以前よりも感謝の気持ちがこみあがってくる。今は笑うことも多くなり、どんなことにもポジティブになって、プレッシャーも減った。今は、試合に出ることをエンジョイできるようになった。プレッシャーから解放されると、さらに良い滑りができる。このようにエンジョイし、リラックスしている狀態(tài)のほうが良いパフォーマンスを披露できる」と語(yǔ)る。

さらに、「正確に言うと、3年前、僕は病床にあり、活力はなく、筋肉も落ちてしまい、有酸素運(yùn)動(dòng)をすることもできなかった。それは僕の人生において一番つらい時(shí)期だったと言える。でも、3年後の今は、元?dú)轀骸─俏遢啢挝枧_(tái)に戻って來(lái)た。そして、これまでで最も良いパフォーマンスを披露して、五輪で優(yōu)勝できた。本當(dāng)にクレイジーだ」と喜ぶ。

病気を経験したことで、パロット選手は生活やスノーボードに対する見(jiàn)方が全く変わったといい、「試合中、ベストを盡くして自分のやりたいトリックに挑戦し、スノーボードをエンジョイするというのが、一番大切なこと」と語(yǔ)った。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年2月11日