今年3月21日に発生した中國(guó)東方航空MU5735便(昆明‐広州)墜落事故の初期報(bào)告がこのほど公開された。新華社が報(bào)じた。

報(bào)告によると、3月21日、東方航空雲(yún)南有限公司のボーイング737-800型B-1791號(hào)機(jī)は、雲(yún)南省昆明市から広東省広州市に向かっており、広州の管制空域を自動(dòng)操縦で飛行していた際に、巡航高度8900メートルから急降下し、最終的に広西壯（チワン）族自治區(qū)梧州市藤健埌南鎮(zhèn)莫埌村付近に墜落した。機(jī)體は地面に激突後、バラバラになり、乗客123人、乗員9人全員が死亡した。

當(dāng)該機(jī)は北京時(shí)間午後1時(shí)16分に、昆明長(zhǎng)水空港の21番滑走路から離陸し、午後1時(shí)27分に巡航高度8900メートルまで上昇し、午後2時(shí)17分にはA599飛行経路に沿って広州の管制空域に入り、午後2時(shí)20分55秒に、広州エリアの管制レーダーが「指定の巡航高度から離脫」しているのを発見し警告を発したため、航空管制官が直ちにコックピット?クルーに呼びかけたが、応答はなかった。レーダーの最後の記録は午後2時(shí)21分40秒で、気圧高度3380メートル、時(shí)速1010キロ、機(jī)首方位 117度だった。その後、レーダーから消えた。

事故現(xiàn)場(chǎng)は広西チワン族自治區(qū)梧州市藤健埌南鎮(zhèn)莫埌村付近の南東から北西に向かう山岳地帯にあり、可視面積約45平方メートル、深さ2.7メートルの水の溜まった大きな穴が墜落地點(diǎn)と判斷されている。位置は北緯23°19′25.52、東経111°06′44.30″。機(jī)體の殘骸、破片は主に墜落地點(diǎn)0°から150°方位の範(fàn)囲の地面や地中から発見された。

調(diào)査の結(jié)果、當(dāng)該機(jī)のコックピット?クルーや客室乗務(wù)員、整備士などは必要な資格を有しており、耐空証明も有効だった。直近のA整備(31A)とC整備(3C)は、整備マニュアルで規(guī)定されている期間內(nèi)に行われており、當(dāng)日の飛行前點(diǎn)検でも故障の報(bào)告はされておらず、故障の保留もなかった。また、危険な貨物の積載報(bào)告もなく、ナビゲーションやモニタリング機(jī)器などにも異常は見られず、気象條件も良好だった。巡航高度から離脫する前、コックピット?クルーと管制當(dāng)局との無(wú)線通信や管制指揮にも異常は見られなかった。最後の通話は午後2時(shí)16分だった。ただ、2つのブラックボックスは深刻な損傷を受けていることから、データの復(fù)元と分析作業(yè)は現(xiàn)在も続いているとした。

関連の問(wèn)題をめぐって、民用航空局航空安全弁公室の李勇副室長(zhǎng)が取材に答えた。

初期報(bào)告の主な內(nèi)容は？

「3月21日に起きた中國(guó)東方航空MU5735便墜落事故の初期報(bào)告」には主に、事故の経緯やコックピット?クルーや客室乗務(wù)員、耐空性、整備、殘骸の分布などの実際の情報(bào)が含まれている。

30日以內(nèi)に、輸送航空事故の原因分析を終わらせるのはほぼ不可能であるため、初期報(bào)告には通常、原因の分析や結(jié)論は含まれていない。今回の事故の調(diào)査は數(shù)多くの困難に直面しており、現(xiàn)在取得できる証拠は限られている。そのため、初期報(bào)告の主な內(nèi)容は現(xiàn)段階で把握できている基本的な事実や情報(bào)に基づいており、國(guó)際ルールに沿ったやり方となっている。

今後の調(diào)査計(jì)畫は？

今後、技術(shù)調(diào)査グループは関連のプロセスに基づいて、殘骸の識(shí)別や分類、検査、飛行データの分析、必要な実験、検証といった作業(yè)を一歩踏み込んで展開して、事故原因を科學(xué)的、かつ慎重に究明していくことになる。

航空機(jī)の事故調(diào)査というのは、複雑で、系統(tǒng)的に進(jìn)められるもので、航空機(jī)の耐空性、パイロットの操作、コックピット資源管理、気象環(huán)境、管制指揮といった多方面に対して全面的に、踏み込んだ調(diào)査が行われ、必要に応じて大量の実験や検証も行われることになる。

歴史的に見ても、航空機(jī)の事故調(diào)査には往々にして非常に長(zhǎng)い時(shí)間が必要とされ、世界の輸送航空機(jī)の事故調(diào)査には通常2年以上がかけられており、複雑な事故調(diào)査の場(chǎng)合、その所要時(shí)間はさらに長(zhǎng)くなる。例えば、2009年に起きたエールフランス447便墜落事故の最終報(bào)告が発表されるまでには3年かかった。中國(guó)の河南航空8387便が目的地の伊春空港への著陸に失敗した事故の調(diào)査も約2年かかった。

客観的に見ると數(shù)多くの困難に直面しているものの、「科學(xué)的、かつ慎重に実際の狀況に基づいて真実を求める」という原則に終始沿って、歴史に対して責(zé)任を負(fù)うという姿勢(shì)を保ち、いかなる疑問(wèn)點(diǎn)も殘さないように、できるだけ早く事故の原因を究明し、歴史の検証に耐え得る調(diào)査の結(jié)論を?qū)Г訾筏郡?。調(diào)査に新たな重要な進(jìn)展があり次第、社會(huì)に向けて発表する。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年4月21日