もし地下鉄に乗っている時(shí)に、隣に座った見知らぬ人が居眠りして寄りかかってきたら、あなたならどうするだろうか？そのまま肩を貸すだろうか？それとも軽く體を動(dòng)かして起こすだろうか？もし、寄りかかってきたのがプラスチックの塗料容器を足元に置き、どろどろの作業(yè)著を著た男性だったらどうするだろうか？浙江省杭州市の弁護(hù)士?陳明傑さんは「そのまま肩を貸す」ことを選んだ。陳さんはちょっと驚いたものの、すぐにその姿勢を保ち続け、スマホを手に持ったちょっとぎごちない姿勢のまま、自分が降りる駅に到著するまで、疲れ切ってぐっすり寢てしまった見知らぬ男性に肩を貸してあげたのだった。

その様子を、向かい側(cè)に座っていた乗客がスマホで撮影し、ショート動(dòng)畫プラットホームに投稿すると、瞬く間に検索のトレンド入り。ネットユーザーから「いいね！」攻勢を受けた。さらに、「銭江晩報(bào)」は一面で「見知らぬ人に肩を貸すというのは、黙って顔色ひとつ変えずに示す善意」という見出しを付けて報(bào)道し、そのエピソードを稱えた。

「見知らぬ人に肩を貸す」という善意は、冬が去り、春が到來する季節(jié)の日差しのように、人々をほっこりした気持ちにさせてくれる。黙って顔色ひとつ変えずに示すこの善意は、生まれ持ったやさしい人柄かもしれず、身につけた知識(shí)と教養(yǎng)によるものかもしれないが、陳さんは、「誰もが心の聲に従ってするべきことだ。私の両親もかつては労働者だったので、他人事とは思えなかった。見知らぬ人に肩を貸すというのは、心から出た善意にすぎない」と話す。

私たちは毎日生活する中で、たくさんの見知らぬ人に出會(huì)うものだ。見知らぬ人に肩を貸すという善意は、わずかな骨折りにすぎないが、黙って顔色ひとつ変えずに示すその善意は、人々の心をほっこりさせ、社會(huì)のやさしさを感じさせてくれることになるだろう。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月21日