南方エリアに屬する広東省の多くの地域ではここ數(shù)日、豪雨や集中豪雨に見(jiàn)舞われ、河川3本の水位が警戒水位を超えているほか、一部の地域では、50年に一度の降水量となっている。一方、北方エリアでは今月5日に「立夏」を迎えたものの肌寒い天気が続いており、山西省や河北省、內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)といった地域の今後4日間の気溫はここ30年で最低になると予想されている。人民網(wǎng)が各社の報(bào)道をまとめて報(bào)じた。

ここ10年で最も早い大雨オレンジ警報(bào)発令

中國(guó)中央気象臺(tái)は11日午後6時(shí)に、4段階のうち2番目に深刻なレベルの大雨オレンジ警報(bào)を発令した。同日午後8時(shí)から12日午後8時(shí)までの24時(shí)間、広西壯（チワン）族自治區(qū)のほとんどの地域や広東省などの一部の地域で大雨となると予想されている。うち、広東省の中部や広西チワン族自治區(qū)の東部などの一部の地域では豪雨となり、局地的に集中豪雨となる可能性がある。大雨オレンジ警報(bào)は今年初の発令で、ここ10年で最も早い時(shí)期での発令となった。

5月12日午前8時(shí)から13日午前8時(shí)にかけての中國(guó)全土の大雨の予想図

また13日から14日にかけて、中國(guó)西南エリアの東部や江南エリア西部、北部といった地域でも中程度の雨から大雨になり、局地的に大雨となると予想されている。一時(shí)的に雨足が強(qiáng)まり、雷や強(qiáng)風(fēng)を伴う可能性もある。

北方エリアは肌寒い日続く

5月1日のメーデーに合わせた5連休も終わり、夏服への衣替えをしたり、クーラーのリモコンのセットをして夏を迎える準(zhǔn)備をしたりしているという人も多いかもしれない。しかし、寒気が相次いで流れ込み、北方エリアは5月にもかかわらず肌寒い日が続いている。黒竜江省北部や東部、吉林省東部、遼寧省北東部、山西省中部といった地域では12日午前5時(shí)の気溫が11日の午前5時(shí)に比べて、4度から10度も下がった。

5月12日午前8時(shí)から16日午前8時(shí)にかけての中國(guó)全土の強(qiáng)風(fēng)と気溫低下の予想図

中央気象臺(tái)の首席気象予報(bào)士?張濤氏は、「中國(guó)全土の國(guó)家気象ステーション約2000ヶ所のうち、約170ヶ所で 5月上旬のある1日の最高気溫が観測(cè)史上で最低を記録した。つまり、これら地域では観測(cè)史上最も寒い5月上旬となっていることだ。今月16日と17日に、寒気が華南エリアに停滯して、暖濕流と衝突するだけでなく、その勢(shì)力を上回って南海のモンスーンや暖濕流を南海エリアまで押し戻すことになりそうだ」としている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年5月12日