外交部（外務(wù)?。─?6日の定例記者會見で、汪文斌報道官がNATO事務(wù)総長の「中國は脅威」発言について質(zhì)問に答えた。

【記者】NATOのストルテンベルグ事務(wù)総長が24日のインタビューで、「中國は『権威主義』的大國だ。中露両國は共にNATOの拡大停止と解體を訴えた。これはNATOにとって安全保障上の脅威であり、対処しなければならない」と述べたとの報道について、中國側(cè)としてコメントは。

【汪報道官】NATO事務(wù)総長はしばらく前から、絶えず中國を根拠なく非難し、中傷し、中國の政治制度と國內(nèi)?対外政策について無闇に指摘し、いわゆる「中國の脅威」を騒ぎ立てている。中國は斷固として反対し、強く非難する。

NATOは加盟國に軍事費をGDPの2％またはそれ以上に引き上げるよう求める一方で、中國の正常な國防?軍事建設(shè)については何かというと批判している。これは典型的なダブルスタンダードだ。中國は平和的発展路線を堅持し、防御的國防政策を揺るがず遂行しており、常に核戦力を國家の安全保障に必要な最低限の水準(zhǔn)に維持している。中國は國防費の対GDP比を長期にわたり約1.3％に保っており、これは世界平均を遙かに下回る。NATOの一部加盟國と異なり、中國は他國を武力で脅すことも、軍事同盟を結(jié)ぶことも、イデオロギーを?qū)澩廨敵訾工毪长趣狻⑺麌烁蓽hすることも、主體的に貿(mào)易戦爭を発動することも、外國企業(yè)をいわれなく叩くこともない。それなのに、なぜ中國がNATOの安全保障上の脅威になるのか？

NATOは、地域的同盟としての位置付けに変更はなく、地理的突破を図らず、他の地域への拡大も図らないと繰り返し公言してきた。だが近年、NATOは絶えずアジア太平洋地域に進(jìn)入し、一部加盟國はひっきりなしに中國周辺海域に航空機(jī)や軍艦を派遣して軍事演習(xí)を行い、地域情勢を緊張させ、摩擦を引き起こしている。NATOは地域や領(lǐng)域を広げ続け、ブロック対立の「新冷戦」を鼓吹している。これに対して、國際社會は當(dāng)然強く警戒し、斷固反対すべきである。

我々はストルテンベルグ事務(wù)総長に対して、中國に対する中傷発言を撒き散らすことを止め、イデオロギーで線引きする手法を捨て去るよう促す。NATOはすでに歐州を混亂させた。アジアと世界の混亂まで企てるべきではない。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年5月27日