（寫真提供?鄭州市文物局 王羿）。

河南省鄭州鞏義市には北宋（960-1127年）時(shí)代の皇帝陵墓「宋陵」があり、多くの石像が麥畑の中にある。1千年以上にわたって、麥がすくすくと育って、その穂が黃金色に染まり、実っていく生長を見守ってきた石像は、広大な麥畑と共に獨(dú)特な景観を作り出している。大河網(wǎng)が報(bào)じた。

（寫真提供?鄭州市文物局 王羿）。

宋陵には、北宋時(shí)代の皇帝7人が埋葬されている。五國城で亡くなった第8代皇帝の徽宗と第9代皇帝の欽宗以外の7人がここに埋葬されているほか、初代皇帝?趙匡胤の父親?趙弘殷が埋葬された永安陵もあり、「七帝八陵」と呼ばれている。さらに北宋の皇帝陵墓の周辺には包拯、寇準(zhǔn)、高懐徳、趙普といった名將や功臣の古墳9基、そして皇帝の家族や親族の古墳約1000基もある。

（寫真提供?鄭州市文物局 王羿）。

1000年以上にわたり雨風(fēng)の「洗禮」を受けてきたものの、宋陵には各種石の彫刻が1027點(diǎn)以上殘っており、中國で現(xiàn)存する保存狀態(tài)の最も良い古代陵墓石像群の一つとなっている。1982年、宋陵は中國國務(wù)院により、第2陣の全國重點(diǎn)文化財(cái)保護(hù)施設(shè)に指定された。

（寫真提供?鄭州市文物局 王羿）。

関係責(zé)任者によると、鞏義市は1億5000萬元(1元は約20円)を投じて、宋陵遺跡文化公園5ヶ所を建設(shè)するプロジェクトを始動(dòng)させている。宋陵の面積は約180平方キロもあり、これほど広大な遺跡を保護(hù)するというのは至難の業(yè)だ。帝陵の神道の両脇にある石像の一部は麥畑の中に散在しており、人々の間で「麥畑の見張り役」と呼ばれている。しかし宋陵遺跡文化公園建設(shè)プロジェクトが始動(dòng)した暁には、こうした景色は「過去の歴史」になるという。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年6月13日