今月21日午後5時(shí)14分に、二十四節(jié)気の10番目で、今年上半期最後の節(jié)気となる「夏至」を迎える。夏至を迎えると、太陽(yáng)が北回帰線上の真上に來(lái)て、北半球では晝の時(shí)間が最も長(zhǎng)くなる。またこの頃になると、本格的な暑さが到來(lái)し、晝の時(shí)間が長(zhǎng)く、雨が多くなり、草木は青々と茂り、カエルやセミの大合唱が始まる。

中國(guó)では「冬至の日は餃子を、夏至の日は麺を食べる」、「夏至に麺を食べ終わると、晝の長(zhǎng)さが一日一日短くなる」と言われているように、夏至に麺を食べるというのが、中國(guó)の多くの地域の風(fēng)習(xí)だ。この頃には、新麥も登場(chǎng)しており、麺を食べると、初物を味わうことができるほか、夏至を過(guò)ぎると、晝の長(zhǎng)さが一日一日短くなるということを思い出させてくれる。

「夏至」の「至」とは？

中國(guó)気象局公共気象サービスセンター気象サービス首席専門(mén)家によると、この場(chǎng)合の「至」には、「極」、「最」という意味があり、天文學(xué)的な意味における「極致」を強(qiáng)調(diào)しているという。夏至には2つのものが「極致」に達(dá)する。1つは北半球の晝の長(zhǎng)さが1年で最も長(zhǎng)くなる。夏至の日、中國(guó)では海南省を除いて、ほとんどの地域の日照時(shí)間が1年で最も長(zhǎng)く、晝の長(zhǎng)さが夜よりも長(zhǎng)くなる。晝の長(zhǎng)さは北にいくほど長(zhǎng)くなる。例えば、哈爾浜(ハルビン)市の日照時(shí)間は約16時(shí)間、南京市は14時(shí)間となる。海口市でも13時(shí)間に達(dá)する。

2つ目は、太陽(yáng)の高度（太陽(yáng)光線の入射方向と地球の地平面の仰角）が最大になる。中國(guó)のほとんどの地域では、夏至の日に、太陽(yáng)の仰角が1年で最大値に達(dá)する。日時(shí)計(jì)は、影を利用して、太陽(yáng)の時(shí)角の推移から時(shí)刻を定める古代の裝置だ。夏至になると、太陽(yáng)光線が日時(shí)計(jì)の指時(shí)針を直射し、影ができず、文字盤(pán)で時(shí)刻を指すことができなくなる。つまり北半球では太陽(yáng)の高度が最大になり、北回帰線上のほぼ真上に來(lái)ているということになる。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年6月21日