パンダは600萬(wàn)年前から竹を食用、「第六の指」の化石が証明

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2022年07月04日14:34

中國(guó)と米國(guó)の科學(xué)者は早期ジャイアントパンダの「第六の指」の化石の研究により、パンダが竹を好んで食べる歴史が少なくとも600萬(wàn)年にのぼることを発見(jiàn)した。同成果はこのほど、國(guó)際的な學(xué)術(shù)誌「サイエンティフィック?リポーツ」に掲載された。

その他の哺乳類(lèi)の前肢は五本指を持つのと異なり、パンダにはさらに「第六の指」がある。これは手の先端にある出っ張り、「橈側(cè)種子骨」のことだ。1本多く生えた「指」のようで、パンダはこれにより竹を握り、つかむことができるようになった。

雲(yún)南省昭通盆地水塘壩のパンダの祖先である「原始パンダ」の化石の研究により、古生物學(xué)者は今から600?700萬(wàn)年前の原始パンダにすでに「第六の指」があったことを発見(jiàn)した?，F(xiàn)代になってもこの「第六の指」はさらに大きくなることはなかった。

中國(guó)科學(xué)院昆明動(dòng)物研究所の吉學(xué)平研究員によると、パンダはクマ科の特殊なメンバーで、すでに草食動(dòng)物に変化している。歯で竹を裂く時(shí)にしっかり竹を握るのが、「第六の指」の最も主要な機(jī)能だ。

雲(yún)南省昭通水塘壩のパンダの祖先の生態(tài)復(fù)元図。（畫(huà)像提供は昭通市文化財(cái)保護(hù)考古學(xué)研究所）

研究成果によると、パンダの「第六の指」は人類(lèi)の親指のようにそれだけを動(dòng)かすことはできない。関節(jié)を固定することで第1中手骨と舟狀骨との複合體になり、その他の手の骨と連動(dòng)する。受動(dòng)的に物をつかむが、パンダに竹を食べるのに十分な握力を提供できる。

竹を握り、それを食べるパンダ。（Sharon Fisher撮影、畫(huà)像提供は王暁鳴）

専門(mén)家によると、橈側(cè)種子骨の増大はパンダが竹を食べるための適応的進(jìn)化だ?！傅诹沃浮工丹椁松扉L(zhǎng)しなかったのは、竹をつかみ體重を支える機(jī)能を同時(shí)に果たすためであり、大きすぎれば歩行に影響を及ぼしてしまう。吉氏は、「そのため第六の指はちょうど良い大きさに進(jìn)化した」と述べた。