最近、ボルトン元米大統(tǒng)領(lǐng)補(bǔ)佐官（國(guó)家安全保障問題擔(dān)當(dāng)）が、かつて外國(guó)でのクーデター畫策を支援したことを認(rèn)めたうえ、「米國(guó)の最大の利益のためには、すべきことだった」と述べた。この発言は、國(guó)際社會(huì)から広く非難を浴びた。新華社が伝えた。

長(zhǎng)年にわたり、覇権維持のために各地で「カラー革命」を策動(dòng)し、他國(guó)に対する浸透と転覆を行ってきた米國(guó)は、地域さらには世界の平和と安定にとって最大の破壊者であると言えるだろう。

■「犯罪行為」を認(rèn)めた

ボルトン氏は米メディアのインタビューで、2021年1月の米連邦議會(huì)議事堂襲撃事件について、「入念に畫策したクーデター」ではなかったと指摘。「米國(guó)以外でのクーデター畫策に助力した経験のある自分は、それが大変な作業(yè)であることを知っている」と公言した。ボルトン氏は具體的にどのクーデターの畫策に関與したかは明らかにしなかったが、自身の回顧録で大きな紙幅を割いた2019年のベネズエラにおけるクーデター未遂に言及した。

米紙ワシントン?ポスト電子版は、ボルトン氏が以前、クーデターを「米國(guó)の利益を進(jìn)めるために必要な手段」と発言していたことを明らかにした。そして先日、ボルトン氏は米ウェブメディアの取材に対し、他國(guó)でのクーデターが「米國(guó)の最良の利益にかなう」ことを改めて認(rèn)めた。

■干渉主義を推し進(jìn)め、世界に危害を及ぼす

米ボストンカレッジのリンジー?オルーク準(zhǔn)教授は著書『Covert Regime Change: America’s Secret Cold War』で、1947年から1989年までの間に、米國(guó)が政権交代のための行動(dòng)を秘密裏に64回、公然と6回実施したことを記した。

冷戦終結(jié)後、米國(guó)はみだりに干渉主義を推し進(jìn)め、頻繁に「カラー革命」を策動(dòng)した。2003年末には、グルジア（ジョージア）のシェワルナゼ大統(tǒng)領(lǐng)（當(dāng)時(shí)）を、議會(huì)選挙の「不正集計(jì)」を理由に辭任に追い込み、反シェワルナゼ派の指導(dǎo)者サアカシュヴィリ氏の大統(tǒng)領(lǐng)就任を支援した。これがいわゆる「バラ革命」だ。2004年10月には、ウクライナの大統(tǒng)領(lǐng)選でいわゆる「不正」スキャンダルをでっち上げ、ウクライナの若者の街頭デモを扇動(dòng)し、ユシチェンコ氏の大統(tǒng)領(lǐng)就任を支援した。これがいわゆる「オレンジ革命」だ。そして2005年3月には、キルギスの議會(huì)選挙において選挙結(jié)果に対する反體制派の抗議活動(dòng)を扇動(dòng)し、最終的に騒亂を引き起こし、アカエフ大統(tǒng)領(lǐng)を逃亡と辭任に追い込んだ。これがいわゆる「チューリップ革命」だ。

2010年以降、米國(guó)は中東各國(guó)で「アラブの春」を推進(jìn)した。フランス情報(bào)研究センターは「アラブの春」について、入念に畫策された出來事であり、民衆(zhòng)による抗議の扇動(dòng)、非政府組織（NGO）への支援、メディアの利用、外交的圧力など米國(guó)がその中で用いた様々な手法は、いずれも以前の「カラー革命」で使用したものだと指摘する。

モスクワ國(guó)立大學(xué)政治學(xué)部のアンドレイ?マノイロ教授によると、「カラー革命」は米國(guó)人の開発した政治戦術(shù)だ。対象國(guó)の當(dāng)局は、最初はそれがクーデターの始まりとは見て取れず、気づいたときにはすでに遅いことが多い。クーデターが起きると、「カラー革命」の組織者が選んだ人物が勢(shì)いに乗じて政権を掌握。國(guó)は主権を失い、外國(guó)の後見人のコントロール下に置かれ、外國(guó)の利益のために奉仕するようになるのだ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月21日