9月1日から3日まで開催された世界人工知能大會2022で、杭州雲(yún)深処科技有限公司（DEEP Robotics）が人工知能（AI）消防救助ロボット犬を出展した。

このロボット犬は同社の「絶影X20四つ足ロボット」で、非常にスペックが高い。85キログラムの荷物を載せて、あらゆる地形で24時間作業(yè)できるだけでなく、障害物を動的に回避し、遠距離の測位センサーを搭載し、360度のバーチャル地図を作成することもできる。

同社営業(yè)販売部の周俊甫マネージャーは、「このロボットは救援物資を背負い、速やかに困っている人の側(cè)に駆けつけ、集音裝置を通じて現(xiàn)場の音を採集し、被災(zāi)した人の狀況を把握し、360度の畫像を送り返し、気體センサーによって現(xiàn)場の有毒?有害なガスの情報を収集し、現(xiàn)場にいる人が安全に避難できるようサポートすることができる」と説明した。

21年3月、騰訊（テンセント）の馬化騰最高経営責(zé)任者（CEO）は犬型ロボットMAXを発表した。8月には小米の雷軍會長が四つ足歩行ロボットの鉄蛋を打ち出し、相次いで検索トレンド入りした。

ロボット犬であれ、ロボットの牛や馬であれ、學(xué)術(shù)的には「バイオミメティクス（生物模倣）四つ足歩行ロボット」に分類される。

海外では四つ足ロボットのスタートが早く、數(shù)多くの素晴らしい製品が登場してきた。しかし、中國の関連分野の産業(yè)関係者によれば、中國の四つ足ロボットも獨自の優(yōu)位性を備えているという。

同社の営業(yè)マネージャーの繆心棟さんは、「第一に、海外の機関に比べて、中國は國からの投資と人材がより多い。さらに、海外の研究開発が科學(xué)研究に傾斜しているのに対し、中國は応用に傾斜していることを考えると、中國のロボット業(yè)界は今後さらに力強く発展するだろう」と説明する。

繆さんは、「第二に、中國は応用シーンが非常に多い。當(dāng)社が人工知能大會で出展した消防救助ロボット犬の場合、現(xiàn)在は北京市、広東省、浙江省、雲(yún)南省など複數(shù)地域の複數(shù)業(yè)界?複數(shù)シーンで稼働し応用されている」と続けた。

同社の市場マネージャーの銭暁宇さんは取材に、「世界に目を向けると、米ボストン?ダイナミクス社の技術(shù)が最も進んでいる。このほか（エニーボティクス社の）エニーマルはセンサー能力分野で中國より優(yōu)れている。その次が中國だ。フランスやイタリア、英國なども、中國のロボット犬を購入して研究する必要がある狀況だ。今回出展しているロボット犬は、階段を上り下りし、自律的に充電し、1秒當(dāng)たり5メートルのスピードで走る。アジア全體を見渡してもこんなことができるのはこのロボット犬だけで、日本にも韓國にも作ることはできない」と話した。

もちろん、現(xiàn)在のロボット犬の動きは全て入念なプログラム設(shè)計の結(jié)果だ。今後、より「賢い犬」にしたいなら、AI技術(shù)によるサポートが欠かせない。その點で、中國はすでに世界の先頭集団に入っている。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年9月6日