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「おいしさとうれしさを共有したい」 北京で日本企業(yè)食品展示商談會(huì)開催 

人民網(wǎng)日本語版 2022年09月23日13:47

日本の食品を中國(guó)の食卓へ。北京市で9月22日に開催された「日本企業(yè)食品展示商談會(huì)」には、計(jì)27社が出展。試食やマグロの解體ショーなども行われ、會(huì)場(chǎng)は熱気に包まれた。多くの來場(chǎng)者が日本の食品に舌鼓を打ち、「一番庶民に近いところにある食」を通じた中日友好イベントとなった。

■計(jì)27社が出展、約700人が來場(chǎng)

北京市のフォーシーズンズホテルで9月22日、中日國(guó)交正?;?0周年記念イベント「第8回日本企業(yè)食品展示商談會(huì)」が開催された。このイベントは、日本貿(mào)易振興機(jī)構(gòu)(JETRO)、北京日企食品協(xié)會(huì)(北京フード會(huì))が主催し、在中國(guó)日本國(guó)大使館が後援。日系食品関連企業(yè)計(jì)27社が出展し、商品の紹介や調(diào)理方法の説明、日本の食品を使ったメニュー紹介、試食などのほか、マグロの解體ショーなども行われた。來場(chǎng)者は約700人に及び、會(huì)場(chǎng)は大いに賑わった。

大勢(shì)の來場(chǎng)者で賑わうイベント會(huì)場(chǎng)の様子(撮影?勝又あや子)

マグロ解體ショーの様子(撮影?勝又あや子)

會(huì)場(chǎng)には在中國(guó)日本國(guó)大使館の垂秀夫大使も足を運(yùn)んだ。イベントの盛況を受け、「食文化は日本の象徴。これをこんなにたくさんの中國(guó)の方が喜んでくれている。日中関係を後押しする大きな力をもらったと感じている」と語った。

イベント會(huì)場(chǎng)を訪れた在中國(guó)日本國(guó)大使館の垂秀夫大使(撮影?勝又あや子)

■日系食品関連企業(yè)の共同イベント

「日本企業(yè)食品展示商談會(huì)」は、北京の日系食品関連企業(yè)の団體である北京フード會(huì)が、日本の食品を中國(guó)の消費(fèi)者に広く紹介することを目的に2019年から開催。一企業(yè)の単獨(dú)イベントではなく、數(shù)社の共同イベントとしてスタートし、今回が8回目となる。

北京フード會(huì)の會(huì)長(zhǎng)を務(wù)める食研食品(中國(guó))有限公司の木村誠(chéng)営業(yè)総監(jiān)は、日本企業(yè)食品展示商談會(huì)について、「當(dāng)初は6社で始まった。石家荘、保定、張家口、鄭州、西安、天津、呼和浩特(フフホト)で開催し、そして今回は北京市での開催となった。今回はこれまで最多の27社が來てくれて、どんどん規(guī)模が大きくなっている。盛大になってうれしく思う」と感慨を込めて語る。

このイベントは、各企業(yè)がそれぞれの商品を単獨(dú)で紹介するだけでなく、數(shù)社が協(xié)力してメニューを紹介し、試食を提供するなど、企業(yè)どうしが協(xié)力して出展していることが大きな特徴の一つだ。例えば、ラーメンのコーナーでは、麺、タレ、スープ、チャーシュー、漬物、海苔、食器などの企業(yè)が協(xié)力し、海苔巻きでは米、酢、具材、海苔などの企業(yè)が連攜した。

數(shù)社が共同で提供したラーメンの試食コーナー(撮影?勝又あや子)

北京フード會(huì)は、2011年の東日本大震災(zāi)後、食品商社やメーカー、物流関係者が発起し、設(shè)立された。以來、中國(guó)の発展と共に食の多様性が進(jìn)み、それに関係する食品関係者も増え、會(huì)の規(guī)模も拡大。在中國(guó)日本大使館の協(xié)力も得て、現(xiàn)在では北京最大の食品関連の組織となっている。日本企業(yè)の関わる安全で質(zhì)の高い、おいしい食品を中國(guó)全土に屆け、中國(guó)の食シーンをより豊かにすることを目指して活動(dòng)している。

■中國(guó)は日本の最大の食品輸出先に

2021年、日本から中國(guó)大陸部への食品輸出額は2224億円となり、香港特別行政區(qū)を抜いて、世界の國(guó)?地域の中で最多となった。在中國(guó)日本國(guó)大使館経済部の三上善之參事官は、「そういう意味では、日本産食品が受け入れられているという狀況にある」とする。JETRO北京代表処対外業(yè)務(wù)部の唐澤和之副部長(zhǎng)によると、品目として伸びているのはアルコール製品で、金額的にはウィスキーの伸びが目立つが、やはり日本酒が多いという。

日本酒の中國(guó)での広がり方には、日本や日本企業(yè)のPR効果だけでなく、中國(guó)の消費(fèi)者が自ら日本の食品の普及に貢獻(xiàn)するという新しい流れも見えてきている。唐澤副部長(zhǎng)は、「中國(guó)の方が日本からも自分で情報(bào)を得るなどして、SNSを活用してその情報(bào)をシェアし、口コミで広めている。日本人よりも詳しい方も増え、北京にも日本酒専門バーなどが増えている。嗜好品として楽しむだけでなく、『文化と一緒に日本酒を知る』というように、教養(yǎng)という形で周りの人にもシェアしたいという人もいる。日本酒に関するイベントも多く、『今日は日本酒とチョコレートを一緒に楽しんでみよう』など、テーマをいろいろ作って會(huì)を催している。個(gè)人レベルや民間レベルでも熱が高まっていると感じる」とする。

さらに、健康意識(shí)の高まりを受け、日本産の食品、例えば菓子類では、砂糖抑え目のビスケットや無添加のものなど、品質(zhì)にこだわりをもった消費(fèi)者が増え、そうした消費(fèi)者の聲を受けた輸入業(yè)者からの問い合わせが増えている狀況だという。実際、「3月に行われた別のイベントの際も、子供に安心して食べさせられる無糖や無添加のビスケットを要望する聲が特に多かった」と唐澤副部長(zhǎng)は言う。

■草の根の中日友好イベント

今回のイベントは、中日國(guó)交正?;?0周年記念イベントとして開催された。食品の展示商談會(huì)が果たす役割について三上參事官は、「食を通じた交流というのは、文化交流の中でもとても象徴的な価値を持っていると思う。いろいろな食品を提供する企業(yè)が集まったところで、中國(guó)の方たちに本物の日本食に觸れていただく機(jī)會(huì)を提供できるということは、非常に意義が大きい。それが日中の交流が深まっていく契機(jī)になればと思っている」と語った。

北京フード會(huì)の木村會(huì)長(zhǎng)も、「食は一番庶民に近いところにあり、こうしたイベントは草の根運(yùn)動(dòng)と言えると思う。まずは、中國(guó)の皆さんにこんな商品があるということを知ってもらえたらうれしい」とする。イベントに出展した井村屋(北京)食品有限公司?時(shí)山晃一営業(yè)部長(zhǎng)も、「日本の食べ物を中國(guó)の方に知ってもらって、『おいしくてうれしい』という狀況を共有できる機(jī)會(huì)がもっと増えればいいと思う」とした。

イベント會(huì)場(chǎng)でカレーライスの試食を勧めるカレー企業(yè)のスタッフ(撮影?勝又あや子)

イベントを訪れ、カレーを試食していた北京市の方さんは、東京醫(yī)科歯科大學(xué)の博士課程に留學(xué)経験がある醫(yī)師。新型コロナが流行する以前は、學(xué)會(huì)などで頻繁に日本を訪れており、日本でよくカレーライスを食べていたという。方さんは、「90年代初めの頃は、中國(guó)國(guó)內(nèi)で作っているカレーのルーは売っていなかった。あっても輸入品だけで、なかなか買えなかった」と振り返る。90年代には、中國(guó)ではカレーを食べる人が多くなかったが、今ではかなり普及し、フードデリバリーサービスでもおなじみの料理になった。日本の食品や料理の中國(guó)での普及を示すエピソードだ。

方さんは今回のイベントについて、「これも中日交流イベントの一つ。イベントで中國(guó)の人に今年は中日國(guó)交正?;?0周年だということを知ってもらえる。文化交流の一環(huán)だと思う。食品もその一つ。とてもいいことだと思う」と語った。(文/勝又あや子)

「人民網(wǎng)日本語版」2022年9月23日

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