中國(guó)のネット上では「〇〇文學(xué)」と呼ばれるさまざまな表現(xiàn)スタイルが続々と誕生しているが、最近流行しているのが「かっこ文學(xué)」だ?！袱盲澄膶W(xué)」というのは、かっこの中の言葉に重點(diǎn)を置いたチャットスキルで、ネットユーザーたちが編み出した。例えば、「スタイルはいたって普通(腹筋はまあエイトパックってとこかな)」、「(今まさに)眠れないんだけど、誰(shuí)かチャットしてくれないかなぁ(話が合わない人以外なら誰(shuí)でもOK)」といった具合だ?！袱盲澄膶W(xué)」を使いこなすネットユーザーは、それをコミュニケーションツールとして使い、ぎくしゃくした空気を和らげたり、不必要な問(wèn)題を回避したりするために使っている。ただ、「このような注釈を加えた『獨(dú)り言式』の表現(xiàn)スタイルを使うと、やきもきして気持ちが落ち著かない」とするネットユーザーもいる。揚(yáng)子晩報(bào)が報(bào)じた。

重要なのはかっこの中

ネットユーザーは、「かっこ文學(xué)」を「かっこの中の內(nèi)容こそが重要な文學(xué)」と定義している。最初は、自慢したい內(nèi)容を本文の後ろのかっこの中に書(shū)く表現(xiàn)スタイルの「ヴェルサイユかっこ文學(xué)」が流行した。一見(jiàn)、何でもないチャットに思えるものの、実際にはその自慢しているかっこの中の部分こそが一番重要な內(nèi)容なのだ。例えば、「成績(jī)はまあまあだった(TOP5の大學(xué)卒業(yè))」や「英語(yǔ)はまあまあ(試験勉強(qiáng)なしで英語(yǔ)検定IELTSが8.5點(diǎn))」、「スタイルはいたって普通(腹筋はまあエイトパックってとこかな)」といった具合だ。

もちろん、かっこの中の內(nèi)容は自慢だけでなく、客観的な事実や今感じていることなどを書(shū)いてもいい。つまりは、何でもかっこの中に書(shū)くことができるということだ。例えば、コーディネートブロガーは、顔の形が悪く、首も短い場(chǎng)合、どんなネックレスを選ぶと良いかという質(zhì)問(wèn)について答える際、「かっこ文學(xué)」を使い、「ネックレスの長(zhǎng)さに気を配って(血と涙の経験から得た教訓(xùn))」とアドバイスし、かっこを使って自分にも同じように見(jiàn)栄えの悪い部分があるということを暗示し、相手との心の距離を縮めることができる。

人と人の交流の過(guò)程で、いざこざが起きてしまうことも多い。そういった時(shí)にかっこ文學(xué)を使うと、ぎくしゃくした空気を和らげることができる。それぞれが適切な方法で自分の考えを述べて、関係を修復(fù)することができるのが「かっこ文學(xué)」と総括している人もいる。

微信(WeChat)やQQでチャットをしている時(shí)に、絵文字を使って今の気持ちを表現(xiàn)するというネットユーザーも多い。かっこ文學(xué)は、言葉を付け加えることによって、動(dòng)きが感じられる內(nèi)容にしたり、自分の気持ちを表現(xiàn)したり、イメージしやすいようにできるほか、相手に自分に対するいいイメージを抱かせ、長(zhǎng)所も強(qiáng)調(diào)できる。

「かっこ文學(xué)」が流行しているのはなぜなのだろうか？中國(guó)國(guó)家二級(jí)心理カウンセラーの韓寧氏は、「普段、率直な話し方をする人は、他の人から『ストレートな人』と見(jiàn)られがちだ?！亥攻去飑`トな人』というと、思ったことをざっくばらんに言い、思いやりに欠けるというイメージであることが多い。そのため、多くの人が『オブラートに包んだ表現(xiàn)』をマスターしている?！亥芝椹`トに包む』主な目的は、含みのある話し方をしながらも、自分の考えていることを表現(xiàn)することだ。ただ、面と向かって交流する時(shí)は、言葉のほかに、口ぶりや聲のトーン、身振りなどが補(bǔ)助的役割を果たすのに対して、オンライン上で交流する時(shí)は、文字しか殘らない。そのため、言葉の補(bǔ)助として、ネットユーザーらは、絵文字やかっこを使って、言葉の奧に含まれた意味を相手に伝えようとしている」と説明する。

韓寧氏はその一方で、「かっこを使って本當(dāng)の気持ちを伝えることに不安を感じたり、悔やんだりするような場(chǎng)合は、自分の心のケアもしなければならない。このタイプの人は誰(shuí)にも好かれたい性格で、いろんな余地を殘す付き合い方をしようとする。その一方で、その件についてはストレートに表現(xiàn)すべきだとも感じている。自分の性格のせいで正確に表現(xiàn)できていないと感じ、やきもきした落ち著かない気持ちになってしまうのだ」と分析する。

では、どのようにすれば不安に感じずに済むのだろうか？実際には、それほど難しいことではない。韓氏は、「気持ちが高ぶっている時(shí)にチャットを送る場(chǎng)合、文字を入力した後、すぐに送信せずに、少し待ち、気持ちを落ち著かせるとよい。そして、その內(nèi)容は自分の本意かよく考え、適切でないと思う場(chǎng)合は、訂正を加えてから送信するとよいだろう」とアドバイスする。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年9月28日