中國科學(xué)院古脊椎動物?古人類研究所が明らかにしたところによると、中國科學(xué)院の朱敏院士が率いる科學(xué)研究チームは長年のフィールドワークと研究により、顎口類の起源と早期進化の重要な情報を解明した。「魚から人間へ」の起源を探る研究分野で重要なブレイクスルーを達成した。一連の研究成果は北京時間9月28日に、國際的な學(xué)術(shù)誌「ネイチャー」にオンライン掲載された。中央テレビニュースが伝えた。

科學(xué)研究チームはこの10年近くにわたり、重慶市や貴州省などの地域のシルル紀(jì)前期の地層から、今から約4億3900萬年から4億3600萬年前の魚類の化石を発見した。うち重慶での重要な発見は、現(xiàn)在世界で唯一のシルル紀(jì)前期における整った顎口類化石の特異埋蔵化石群で、整った顎口類の化石の記録を1100萬年遡らせ、世界の科學(xué)界の同時期における顎口類化石記録の空白を埋めた。

朱氏は、「人類の一部の解剖學(xué)的構(gòu)造、例えば目、鼻、口（下顎、上顎を含めて）は魚類まで遡ることができるが、これらの器官の進化の順序については明らかになっておらず、化石に答えを見出さなければならない」と説明した。

魚から人間への進化過程は約5億年にものぼった。最も古い無顎類から顎口類、肉鰭類へと進化した後、陸に上がり両生類と哺乳類になり、最終的に人類に進化するという長い過程を経た。顎口類は現(xiàn)在の世界の脊椎動物種數(shù)の99.8％以上を占めており、これには人類も含まれる。顎口類の起源は約4億5000萬年前だが、これまで見つかっていた顎口類の化石は約4億2500萬年前のものだった。

朱氏の科學(xué)研究チームは今回、大量の貴重な魚類化石の発見を踏まえた上で3年間の研究を経て、高精度CTスキャンや性狀ビッグデータ分析などの方法を採用し、最も古い顎口類の歯、頭部、體など完全に未知だった情報を世界に向けて初公開した。人類と関わる多くの解剖學(xué)的構(gòu)造を4億4000萬年前の古代魚類まで遡らせ、「魚から人間へ」の進化の歴史において欠けていた最初の部分を補った。世界の科學(xué)界の顎口類の起源と繁栄への従來の認(rèn)識を刷新し、「魚から人間へ」の進化の流れをさらに確かなものにしている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年10月11日