人類學分野の國際的な學術(shù)誌「Journal of Human Evolution」は9月13日に論文を掲載し、雲(yún)南省元謀県で新たに発見された「元謀小猿」が、現(xiàn)在知られているうち最古のテナガザルの祖先の化石であると判明した。この発見により、テナガザルの化石の記録が今から700-800萬年前に遡ることになった。人民日報が伝えた。

コドモ期の「元謀小猿」の上顎骨

同化石は、中國科學院昆明動物研究所昆明動物博物館の吉學平研究員がフィールドワークで発見したものだ。昆明動物研究所標本館の現(xiàn)代のテナガザルの頭骨との比較を経て、高精度CTスキャンによる対照研究を行い、最終的に同標本がテナガザル科であることを確認した。

「元謀小猿」の生態(tài)復元図。作成?陳瑜

テナガザル科の進化については現(xiàn)在、まだ1000萬年以上にわたる空白期間がある。將來的に華南地域とインドシナ半島における持続的なフィールドワークにより、テナガザルの進化の歴史に関するより多くの鍵となる証拠が発見される見通しで、特に600-200萬年という古代霊長類動物相から現(xiàn)代霊長類動物相に置き換わる鍵となる空白の時期を埋めることが期待される。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年9月28日