暖かい秋の日差しを浴びつつ、たわわに実ったキウイフルーツをチェックしながら、これらを栽培している李才國(guó)さんは、「蔡教授、最後の晩熟の果実をもうすぐ収穫し、果樹(shù)の冬の管理の準(zhǔn)備に入るのですが、剪定する時(shí)は、どんなことに注意しなければなりませんか？」と、寫(xiě)真を華中農(nóng)業(yè)大學(xué)の蔡禮鴻教授に送り、果樹(shù)の栽培、管理、保護(hù)に関する知識(shí)を?qū)い亭毪?、しばらくして蔡教授から回答が送られてきた。新華網(wǎng)が報(bào)じた。

10月18日、たわわに実ったキウイフルーツをチェックする李才國(guó)さん（撮影?李偉）。

湖北省建始県の果樹(shù)農(nóng)家からの質(zhì)問(wèn)に対し、専門家がオンラインやオフラインで指導(dǎo)したり、質(zhì)問(wèn)に答えたりする。この500キロ以上の距離を隔てた農(nóng)家と大學(xué)教授が「手を攜えて」、無(wú)料で技術(shù)サポートする取り組みが始まったのは、10年前のキウイフルーツの病害がきっかけだった。

10年前、建始県のキウイフルーツ産業(yè)を襲ったかいよう病が原因で、県の約3分の1のキウイフルーツ園が壊滅的被害を受け、農(nóng)家は深刻な損失を被った。李さんは「華中農(nóng)業(yè)大學(xué)の教授の技術(shù)サポートの下、病気に強(qiáng)い新しい品種の栽培を1から始め、病害率が下がった。産業(yè)は今、復(fù)活した」と話す。

華中農(nóng)業(yè)大學(xué)は2012年から、建始県の支援を始めて以來(lái)、現(xiàn)地の実際の狀況やニーズに合わせ、同校の得意分野を生かし、複數(shù)の學(xué)科の専門家と教授が「特色ある産業(yè)ごとに、教授チームを立ち上げ、難関攻略プロジェクトを設(shè)立し、リーディングカンパニーをサポートし、専業(yè)合作社に協(xié)力してもらい、農(nóng)家が貧困を脫卻し、豊かな生活を送ることができるようサポートする」という、特色が鮮明なターゲットを絞った支援活動(dòng)體系を編み出してきた。

華中農(nóng)業(yè)大學(xué)の複數(shù)の學(xué)科の専門家がオールチェーンをサポートする中、キウイフルーツの生長(zhǎng)データに基づいて、科學(xué)的かつ精確な栽培が行われ、種を植えてから収穫するまでの全プロセスのテクノロジー管理が実現(xiàn)している。

10月18日、武陵山特色園蕓作物良種センターの育種狀況を説明する李登朝さん（撮影?鹿沢新）。

華中農(nóng)業(yè)大學(xué)科學(xué)技術(shù)発展研究院?社會(huì)サービス処の魏鵬処長(zhǎng)によると、同大學(xué)は建始県の狀況に合わせて、キウイフルーツや茶葉、柿といった特色ある資源の育成、産業(yè)増強(qiáng)に焦點(diǎn)を合わせ、教授チーム24チームを立ち上げ、産業(yè)の難関攻略プロジェクト53件を設(shè)立し、キウイフルーツ、茶葉などを含む5産業(yè)が1億元(1元は約20.3円)規(guī)模に拡大するようサポートしてきた。

同大學(xué)と建始県が共同で設(shè)置した武陵山特色園蕓作物良種繁育センターは、現(xiàn)地の園蕓作物資源保護(hù)、良種の繁殖、供給などの能力を高めることができるよう、「試行錯(cuò)誤」するプラットフォームとなっている。同センターはここ5年、サクランボやスモモ、モモを含む園蕓作物115品種の中から、建始県での栽培に適した26品種を選択、育成し、最終的に秋月梨や脆紅李といった7つの大ヒット品種を生み出した。

現(xiàn)在、農(nóng)業(yè)の閑散期で建始県の農(nóng)家は、「アイドルの追っかけ」をするかのように、華中農(nóng)業(yè)大學(xué)の教授が企畫(huà)したトレーニングに參加しようと、バイクや三輪自動(dòng)車で走り回っている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年11月1日