2022年のダブル11（11月11日のネット通販イベント）セール期間には、「まずは早いタイミングで旅行や航空券、ホテル、景勝地入場券などをパック料金で購入しておいて、後から実際の利用日を予約する」方式の「旅行の買いだめ」消費(fèi)モデルが引き続き盛んで、ホテルの宿泊パック、テーマパークの入場券パック、景勝地の入場券パック、農(nóng)村の民泊施設(shè)などが人気商品になった。

「氷雪観光」がホットに

オンライン旅行予約プラットフォームの飛豬（フリギー）が発表したデータによると、今年のダブル11に、消費(fèi)者は同プラットフォームで航空券の回?cái)?shù)券を30萬件以上、高級ホテル宿泊パックを約190萬件、人気のテーマパーク入場券パックを45萬件以上、人気の景勝地入場券パックを50萬件以上「買いだめ」した。中でも最も早く人気に火が付いたのは雪や氷を楽しむ「氷雪観光」関連商品だという。

気溫が低下して、大手スキー場はオープンが近づき、人気が上昇し続けた?！笟暄┯Q光」の人気ランキングでは、長白山、亜布力、崇禮、哈爾浜（ハルビン）、雪郷などが上位に並ぶ。攜程旅行（Ctrip）のデータでは、10月20日から11月8日までの間、吉林省の「氷雪観光」商品は予約件數(shù)が全國2位になったという。

「氷雪観光」が冬の「ホットな消費(fèi)」になりつつあることで、観光客は「長距離旅行は早めに手配しなければ」と考えるようになっている。また飛豬プラットフォームでは、ダブル11の「氷雪観光」商品の売上の9割近くが中國南方に住む消費(fèi)者の購入によるもので、観光客の出発地のランキングでは、上海、杭州、北京、深セン、広州、南京、武漢、蘇州、寧波（ニンポー）、成都が上位10位に並んだ。雪景色を眺めたりスキーをしたりといった従來の楽しみ方だけでなく、今年の冬は「氷雪観光」商品がさらに多様化し、スノートレッキング、雪中フライングディスク、スノーモービルツアー、雪の中で思い出の寫真を撮るフォト旅などを含む「スキー+α」の體験プログラムが消費(fèi)者に人気がある。11月6日24時(shí)までに、萬達(dá)長白山スキー場ホテルの関連商品パックは7萬件以上売れ、「スキー+ホテル+溫泉+ウォーターアクティビテ?！工胜伞弗攻`+α」商品がよく売れている。

市場回復(fù)へ力を蓄積

今年のダブル11には、高級ホテルグループ、テーマパーク、航空會(huì)社などが新商品を続々発表し、各種のパックを売り出した。萬達(dá)、開元、建発などを含む國內(nèi)ホテルブランドは売上が伸びている。マリオット?インターナショナルの中華圏販売?マーケティング責(zé)任者は、「旅行産業(yè)はオフシーズンではあるものの、ダブル11期間中、旅行會(huì)社は『早いタイミングで旅行商品をあらかじめ買っておく』という形の消費(fèi)ニーズをつかみ、消費(fèi)者の消費(fèi)意欲を再燃させ、『旅行の買いだめ』によって市場回復(fù)に向けた力を蓄えることができた」と述べた。

新型コロナウイルス感染癥の打撃が大きかった一部の旅行會(huì)社や民泊施設(shè)事業(yè)者なども、ダブル11の通販イベントに參加することで、チャンスをつかもうとした。昆明春雪國際旅行社の責(zé)任者である謝翼さんは、「今年のダブル11で、當(dāng)社が飛豬プラットフォームで打ち出した各種コース旅行の人気商品は1500件以上売れて、取引額は500萬元（1元は約19.7円）に迫った。これはつまり、『1500回の旅行者へのおもてなしの機(jī)會(huì)』という商機(jī)を前倒しでつかんだことを意味する。當(dāng)社は新しい方法を積極的に模索して商品とサービスの確実性を高めるとともに、ホテルのアップグレードや特色あるプレゼントなどの特典を通じて消費(fèi)者の旅行意欲を高めていく」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月17日