2022年末時(shí)點(diǎn)で、中國(guó)の人口は前年末比で85萬(wàn)人減少し、中國(guó)にとって61年近くぶりの人口減少になった。ここ數(shù)年、中國(guó)は出産政策を絶えず調(diào)整し、出産のポテンシャルが発揮されるようにしてきた。それでは、政策が調(diào)整されても出生數(shù)が増加せず減少したのはなぜか。今の若者はどうして子供を作ろうとしないのか。

これに対し、中國(guó)人口學(xué)會(huì)の副會(huì)長(zhǎng)を務(wù)める中國(guó)人民大學(xué)の杜鵬副學(xué)長(zhǎng)は次のように述べた。

出生率低下の背後には多面的な要因がある。第一に、社會(huì)保障が普及して、子供に老後の面倒を見てもらう必要がなくなり、人々の出産に対する考え方もこれにともなって影響を受けることがある。

第二に、醫(yī)療衛(wèi)生水準(zhǔn)と人々の健康水準(zhǔn)の上昇がある。今では、全國(guó)の平均壽命は78.2歳に達(dá)し、東部地域の一部の省?直轄市では80歳を超えている。このことも出産水準(zhǔn)に影響を與えている。人口構(gòu)成が変化した後、若い出産適齢期人口が減少したため、出生率が変わらない狀況の中で、毎年生まれる子供の數(shù)が減少した。

第三に、男女平等という観念の定著がある。中國(guó)は女性の就業(yè)率が非常に高く、女性は出産育児とキャリア発展の両立を迫られる。

第四に、教育水準(zhǔn)の上昇がある。教育水準(zhǔn)が上がると、出生數(shù)が減少するとよく言われるが、ここには観念の変化が見られる。同時(shí)に、教育を受ける期間が長(zhǎng)くなるほど、初婚?初産年齢が上がり、働く女性の出産育児にかかる負(fù)擔(dān)はより大きくなることも出生數(shù)の減少につながる。

総合的に見ると、出産適齢期の女性の數(shù)が減り、初婚?初産年齢が上がり、離婚率と非婚率も上昇している。同時(shí)に、若者は仕事と出産育児の両立という難しい問題にも直面する。こうした要因が相まって、2022年の出生數(shù)が過去最低を更新した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年2月17日