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25年で7.25萬mlを獻血した深センの男性に「無償獻血奉獻賞終身栄譽賞」

人民網(wǎng)日本語版 2023年03月28日14:31

梅観大道とは深セン市の中心地に向かう幹線道路で、深セン稅関に屬する梅林稅関はその沿道にある。そこは深センの官署を総轄する検査?管理調(diào)整指揮センターで、年中無休で、祖國の南の門戸を守り続けている。光明日報が報じた。

この稅関で勤続30年になる馮海さん(55)は、共産黨員になって36年になる。一見するとごく普通の中年男性にしか見えない馮さんだが、無償獻血を続けてすでに25年になる。馮さんが初めて獻血バスで獻血をしたのは1997年のことで、これまでに195回、全血1萬1200ミリリットル、血漿2萬8200ミリリットル、血小板179.4回分を提供してきた。提供した血液の量は合わせて7萬2500ミリリットルにもなり、それは人間15人分の血液量に相當(dāng)する。

周囲の人が馮さんが定期的に獻血をしていることを知ったのは2021年になってからのことだった。ある日、馮さんはいつも通り獻血を終えて出勤したところ、腕にできた青あざを、同僚が発見したという。そして、「どうしたのか?」と聞かれた馮さんは、「血液検査をした。大丈夫」とごまかしたという。

後になって、同僚たちは、馮さんが獻血を続けていることでたくさんの栄譽を授與されてきたことを知った。大きな箱いっぱいになるほどの各級、各類のメダルやカップ、賞狀などを授與されてきたものの、馮さんが周りの人にそのことを話す事はなかったという。

馮さんが獻血するようになったのは、ある事故がきっかけだった。1994年、彼は大きな交通事故に遭い、頭部に重傷を負い、意識を失った。同僚たちがすぐに馮さんを病院に移送し、何とか一命を取り留めた。リハビリ中、周囲の人が晝夜問わず、きめ細かな看護をしてくれたおかげで、馮さんの體は少しずつ回復(fù)していった。その恩を馮さんは心にしっかりと刻み、どうにかして恩返しをしたいという思いが彼の中で次第に「決心」に変わっていったという。

2年に渡るリハビリが終わり、馮さんは1997年に初めて獻血バスで人生最初の無償獻血を行った。その時のことを、馮さんは、「僕にもう一度命をくれた深センの人に、このような方法で恩返しができ、肩の荷がおりた」と振り返り、その後の25年間、獻血をずっと続けてきたという。

定期的に獻血にいくことを、家族は當(dāng)初理解してくれなかったため、家族が心配することのないように、そして健康的で基準(zhǔn)値を満たす血液を安定して提供できるようにと、馮さんは運動や健康的な食習(xí)慣にも常に気を配るようになり、周囲の人からは「超ストイック」と言われるようになったという。

馮さんは近年、「深セン市道徳模範(fàn)」、「広東省のいい人」、「全國無償獻血奉獻奨金賞」といった栄譽を授與されてきた。さらに、このほど、中國國家衛(wèi)生健康委員會や中國赤十字會総會、中國共産黨中央軍事委員會?後勤保障部衛(wèi)生局から「無償獻血奉獻賞終身栄譽賞」を授與。これにより馮さんが箱に保存している栄譽の「重み」がさらに増した。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2023年3月28日

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