中國人民大學(xué)の「博物館の都市」研究センターがこのほどまとめた「北京市における『博物館の都市』建設(shè)による経済効果研究報告」には、博物館の経済効果測定モデルや「博物館の都市」プロジェクト評価市場モデルが記されている。中國経済網(wǎng)が報じた。

報告によると、指數(shù)法に基づき、近年の北京市の博物館業(yè)界における経済効果は600億元から700億元(1元は約19.4円)と概算されている。また、博物館業(yè)界はさらに大きな経済効果をもたらすポテンシャルを秘めていると見られている。

報告は、中國で「博物館の都市」プロジェクトを展開している約20都市の政策資料や博物館発展データを比較し、他の「博物館の都市」プロジェクトを展開している都市と比べると、北京市は博物館の數(shù)や來場者の數(shù)、館蔵品の數(shù)、社會教育活動の件數(shù)、基本的な陳列數(shù)、都市メディアのイメージに対する貢獻といった面で、目に見えた優(yōu)位性があると分析している。

また報告は、海外の博物館型都市8都市や、その大型博物館17ヶ所、博物館群2ヶ所を、詳しく調(diào)査?研究し、データを分析している。北京市は、博物館の総數(shù)の面で、ロンドンやニューヨークと肩を並べている。また、北京市の博物館は直接経済収入や経営ルートの多元性といった指標(biāo)がさらに大幅に向上するポテンシャルを秘めていると見られている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年4月25日