5月21日は二十四節(jié)気の8番目で、夏の2番目の節(jié)気となる「小満」?！杆財长仕募兢蛱饯孤谩攻伐戛`ズでは、旅行好きなSisiが素敵な四季を探す旅に案內(nèi)！今回は生気あふれる夏の息吹を感じられ、「中原エリアの穀物倉庫」と呼ばれる河南省南陽市を紹介する。

小満は麥が穂をつける頃となる。中國の北方エリアでは、麥などの夏に収獲期を迎える作物の実が少しずつ大きくなるものの、まだ収穫できるほどではないため、「小満」と呼ばれている。一方、南方エリアではこの時期、雨が多くなり、早生大麥が次々と収穫期を迎え、倉庫に納められる。

小満の時期になると、気溫や濕度が高くなり、イライラしがちになる。そこで人々は運動を通じて、メンタルヘルスを整える。散歩やジョギング、太極拳は、夏に人気のスポーツとなる。

また「小満」は、養(yǎng)蠶農(nóng)家にとっては大事な時期となる。昔の人々は、養(yǎng)蠶の神はカイコの病害や災害から守ってくれると考えていたため、養(yǎng)蠶農(nóng)家は小満の日に養(yǎng)蠶の神を祀っていた。そんなカイコから作り出された美しい絹織物は、古くからシルクロードを通して、海外に輸出されていた。そして現(xiàn)在も、中國のシルク製品は國際定期貨物列車「中歐班列」や商船で世界に輸出されている。

麥の穂が実り始め、カイコが盛んに桑の葉を食べ始め、やや満たされるこの時期は、萬物が次第に育つ頃でもある。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年5月21日