2025年長(zhǎng)江源総合科學(xué)調(diào)査隊(duì)が27日午前、湖北省武漢市を出発し、午後には青海省內(nèi)にある長(zhǎng)江源エリア?通天河直門達(dá)河區(qū)間に到著。ここで多分野にわたるサンプリング観測(cè)を行い、2025年度の科學(xué)調(diào)査が正式に始動(dòng)したことが同日、水利部（省）長(zhǎng)江水利委員會(huì)長(zhǎng)江科學(xué)院への取材で分かった。新華社が伝えた。

同日午後、調(diào)査隊(duì)員たちは直門達(dá)河區(qū)間で攜帯型の多機(jī)能測(cè)定機(jī)器を用いて現(xiàn)地で河川水の水質(zhì)や電気伝導(dǎo)率などのパラメータを測(cè)定し、水と堆積物のサンプルを?qū)熡盲稳萜鳏藪袢·筏俊Ｕ{(diào)査後、これらのサンプルは実験室に送られ、詳細(xì)な物理?化學(xué)分析が行われる。

攜帯型の多機(jī)能測(cè)定機(jī)器を用いて現(xiàn)場(chǎng)で河川水を分析している調(diào)査員。撮影?邱婧熠

調(diào)査員によれば、岸辺の淺瀬で、青蔵高原（チベット高原）に固有の魚類である裂腹魚や細(xì)尾高原鰍などが見つかり、孵化したばかりでわずか數(shù)ミリほどの稚魚もいた。これは、魚たちが流れの緩やかな場(chǎng)所を産卵場(chǎng)にしており、水の生態(tài)環(huán)境が魚類の成長(zhǎng)に適していることを示しているとのことだ。

調(diào)査員が発見した孵化したばかりの高原特有の魚類。撮影?邱婧熠

今後の調(diào)査では、長(zhǎng)江科學(xué)院が結(jié)成した多分野の科學(xué)調(diào)査チームが、過去の調(diào)査実績(jī)を踏まえつつ、長(zhǎng)江の本流である沱沱河、南源の當(dāng)曲、北源の楚瑪爾河、および瀾滄江源などを?qū)澫螭?、水文、堆積物、河道の狀況、水環(huán)境、水生態(tài)、水資源、水土流失、氷河?凍土といった分野にわたり総合的かつ深層的な調(diào)査を?qū)g施し、三江源（長(zhǎng)江、黃河、瀾滄江の源流域）エリアの生態(tài)環(huán)境の実態(tài)を明らかにしていく予定だ。

三江源エリアは、気候変動(dòng)に敏感に反応する地域であり、生態(tài)環(huán)境の脆弱地域でもあり、青蔵高原生態(tài)系の重要な構(gòu)成要素だ。

江源科學(xué)調(diào)査は2012年から毎年実施されており、長(zhǎng)江の源流を?qū)澫螭趣筏孔瞍饣財(cái)?shù)が多く、範(fàn)囲が広い科學(xué)研究活動(dòng)のひとつとなっている?，F(xiàn)在では、長(zhǎng)江源の保護(hù)における重要な科學(xué)的支援プラットフォームになりつつあり、年々、多くの貴重な生態(tài)環(huán)境データと資料が蓄積されている。

長(zhǎng)江科學(xué)院の姚仕明副院長(zhǎng)は、 「三江源の科學(xué)調(diào)査を継続的に実施し、生態(tài)環(huán)境変化に関する基礎(chǔ)データを取得することで、長(zhǎng)江源エリアの生態(tài)環(huán)境の現(xiàn)狀をより深く把握し、『中國の給水塔』の保護(hù)に役立つ。これは、三江源エリアにおいて私たちが進(jìn)める流域の保全とガバナンスの生き生きとした実踐でもある」と語った。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年7月28日