中國(guó)気象局は3日に開(kāi)催した12月の定例記者會(huì)見(jiàn)で、「中國(guó)溫室効果ガス年報(bào)（2024年）」を正式に発表した。年報(bào)によると、2024年には中國(guó)の人為的な二酸化炭素（CO2）排出量が2023年比で約0.6％増加したが、その増加率は23年比で大幅に縮小し、世界全體の0.8％も下回った。これは、中國(guó)が二酸化炭素排出量削減の約束を積極的に履行し、実際的な成果を上げたことを示している?！缚萍既?qǐng)?bào)」が伝えた。

同局の科學(xué)技術(shù)?気候変動(dòng)司司長(zhǎng)兼國(guó)際協(xié)力司司長(zhǎng)の曽沁氏は、「この年報(bào)は14年連続で発表されており、國(guó)の気候変動(dòng)対策と『ダブルカーボン（カーボンピーク?カーボンニュートラル）』戦略に寄與することが狙いだ。また世界気象機(jī)関（WMO）が発表する世界年報(bào)とも呼応するものだ」と説明した。

WMOが今年10月に発表した最新のデータによれば、24年には地球の地表付近の主要溫室効果ガス?jié)舛趣澳辘司Aいて上昇し、そのうち二酸化炭素の濃度は前年比3.5ppm（100萬(wàn)分の1）上昇の423.9ppmに達(dá)し、1957年に現(xiàn)代観測(cè)システムを構(gòu)築して以降で最大の上昇幅になった。メタンは1942ppb（10億分の1）、亜酸化窒素は338ppbだった。今回の増加は世界の化石燃料由來(lái)の二酸化炭素排出量の増加、極端な高溫條件下における生態(tài)系の炭素吸収能力低下および同年の山火事の頻発といった要因に関連している。

年報(bào)によると、24年には青海省海南蔵（チベット）族自治州共和県にある瓦里関國(guó)家大気バックグラウンドステーションの二酸化炭素濃度が年平均で前年比3.5ppm上昇の424.9ppmに達(dá)し、引き続き世界の上昇率と一致した。メタンは2003ppb、亜酸化窒素は338.4ppbとなり、世界平均をわずかに上回った。

曽氏は、「中國(guó)気象局は1990年代から溫室効果ガス監(jiān)視ネットワークの構(gòu)築を進(jìn)め、これまでに瓦里関のWMOグローバルバックグラウンドステーション、地域のバックグラウンドステーション7ヶ所、試運(yùn)転ステーション11ヶ所、監(jiān)視ステーション120ヶ所余りからなる國(guó)家レベル監(jiān)視ネットワークを構(gòu)築しており、そのデータ品質(zhì)は國(guó)際的に認(rèn)められている。そのうち瓦里関國(guó)家大気バックグラウンドステーションの監(jiān)視結(jié)果は『世界溫室効果ガス年報(bào)』に直接活用されている」と説明した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年12月5日