胡潤(フージワーフ)研究院は29日、反汚職政策の圧力のもと、今年の富裕層の贈答品に対する情熱は前年比5%の下落となったとする報(bào)告書を発表した。また、同報(bào)告によると、富裕層の間のエルメス、グッチなどの高級ブランドの人気も大幅に下落したことが明らかになった。新京報(bào)が伝えた。
同報(bào)告によると、反汚職政策や海外旅行ブームの2大要素の影響を受け、中國の高級品市場が打撃を受け始めているという。以前は、富裕層は高級品を好んで購入していたが、現(xiàn)在の消費(fèi)傾向はもっと多様かつ実用的になっており、徐々に、コストパフォーマンスの高い電気?電子製品がワインや腕時計(jì)などの高級品に取って代わり、富裕層の歓迎を受け始めている。
具體的なブランドをあげると、昨年の男性富裕層で最も人気が高かったエルメスは10.5%から3.8%に大幅に減少し、ランキングも9位に下がった。女性の富裕層に人気のグッチは昨年の5位から9位に下がった。逆に、いまや世間で大人気のアップル製品が富裕層の最も人気のブランドとなり、男性富裕層で20%、女性富裕層で18.9%の割合で、富裕層の人気ブランドランキングのトップに立った。
このほか、家電製品が徐々に富裕層の人気を獲得するにつれ、サムスンが初めて富裕層人気ブランドランキングのトップ10入りした。
汚職撲滅に向けた鋭い刃が向けられる中、富裕層の中國経済への自信は上昇している。報(bào)告によると、富裕層の3割が今後2年間の中國経済に対して自信を持っており、前年比15%の上昇となった。これは、過去1年の中國株式市場の上昇傾向と密接な関係があるようだ。同時に、投資のリスク 回避を考える富裕層は前年比10%の減少となり、リスク投資を選択する富裕層は前年比10%の上昇となった。(編集MZ)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年2月1日
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