銀行に勤める岳さんはこのところ毎日カレンダーを見(jiàn)ている。1日過(guò)ぎれば、カレンダーに丸をつける。岳さんが待ち望んでいるのは、20日の春節(jié)（舊正月、今年は1月19日）明けの2日目だ。なぜか？それは、海外旅行に出発する日だからだ?！钙饺栅问耸陇厦Δ筏⑿荬撙馊·欷胜?。旅行へ行くには、春節(jié)を待つしかない。前回旅行に行ったのも、昨年の春節(jié)。今年の春節(jié)は特に時(shí)期が遅く、待ちくたびれてしまった」と岳さんは語(yǔ)る。岳さんが今回向かう目的地は日本。すでに昨年の11月には航空券やホテルを予約して、いろいろと情報(bào)を仕入れてきた。間もなく、その待ち望んだ日がついにやってくる。銭江晩報(bào)が伝えた。

実際、岳さんのように春節(jié)に海外旅行に行く人は少なくない。オンライン旅行サイトや旅行會(huì)社に問(wèn)い合わせたところ、今年の春節(jié)期間に出発する日韓ツアーが大人気だという。また、歐州へのクルーズ船ツアーも、ユーロの対人民元の為替レートの変動(dòng)により人気を集めている。

■ビザ取得が便利で、買(mǎi)い物がお得 テーマ性のあるツアーも魅力的

「今回の日本行きでは、自分に対してある任務(wù)を課した。それは、ハローキティに関わる場(chǎng)所や物で、行けるところはすべて行き、買(mǎi)えるものはすべて買(mǎi)うこと」と岳さんは旅行への抱負(fù)を語(yǔ)った。岳さんは多くの「80後」(80年代生まれ)と同様、ハローキティ―の忠実なファンだ。

一方、1月20日に日本旅行から戻ってきたばかりの安楽さんは、神奈川県鎌倉(cāng)市の江ノ電電鉄「鎌倉(cāng)高校前」駅のそばにある踏切の寫(xiě)真を撮影し、それをSNSのコミュニティにアップしたところ、200を超えるコメントが書(shū)き込まれた。これは、中國(guó)でもファンが多いアニメ「スラムダンク」の有名なオープニングシーンだからだ。

岳さんや安楽さんのような人は決して珍しくない。旅行會(huì)社も明らかに80後の特殊な旅行へのニーズや目的を察知している。中國(guó)の大手旅行サイト?攜程旅行網(wǎng)日本商品部マネージャーは、「伝統(tǒng)的な花見(jiàn)ツアーのほかに、我々はアニメをテーマとしたツアーも売り出している。三鷹の森ジブリ美術(shù)館やサンリオピューロランド、ハウステンボスの『ONE PIECE（ワンピース）』の主人公たちが乗る海賊船を模したクルーズ船『サウザンド?サニー號(hào)』のクルーズもその中に含まれている」と説明する。