個人の権利の範(fàn)囲を自分勝手に拡大させてはならない他、「感情」という観點から、「郷に入れば郷に従え」という意識を高めなければならない。海外で、パンやバターなどは食べ慣れず、しかも高いため、カップラーメンを食べているほうがいいという気持ちになるかもしれない。しかし、前者は現(xiàn)地の習(xí)慣の1つ。中國人は海外でカップラーメンを食べてはいけないと言っているのではなく、どんな山でどんな歌を歌うべきかを唱えているのであって、現(xiàn)地の生活習(xí)慣に合わせた言動をすべきということだ。
また、感情の表し方という問題もある。海外で、中國人の熱い思いや善意をどのように示せば良いのだろう。ブランド店の前でカップラーメンを食べていた中國人女性に、「迷惑をかけてやろう」という思いはなく、軽率な行動をしてしまったため、イメージを損なってしまっただけだろう。方さんのように、かわいいカードを準(zhǔn)備するようにと言う必要はないが、自分の善意の感情をうまく表すためには、政府や旅行者、世論、家庭などのサポートが必要だろう。
海外における中國人観光客のマナーの悪さを、メディアが何度も報道してきたことに注目すべきだ。確かに、飛行機(jī)の中で騒いだり、どこでも唾を吐いたり、落書きをしたりと、マナーの悪い観光客がいる。しかし、そのような観光客が、善良な大多數(shù)の中國人観光客を代表しているわけではない。海外旅行をめぐって、メディアは、マナーの悪い観光客に対する批判的な報道をする以上に、マナーの良い観光客を稱賛する報道も行うべきだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年2月11日
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