▽分析：円安やビザ緩和で、買(mǎi)い物ニーズが爆発

中國(guó)人観光客45萬(wàn)人というが、どうやって數(shù)えたのだろうか。これは中國(guó)の公的機(jī)関が発表した春節(jié)連休期間の海外旅行者數(shù)519萬(wàn)人のうち、日本訪(fǎng)問(wèn)者の割合を8.7％として算出した數(shù)字だ。では45萬(wàn)人の中國(guó)人観光客が日本市場(chǎng)でいくら使ったかをどのように計(jì)算したのだろうか。2014年1～3月の中國(guó)人観光客の日本での平均消費(fèi)額は25萬(wàn)円（約1萬(wàn)3千元）だったので、これに45萬(wàn)人をかけて総額1125億円（約60億元）とした。今年の春節(jié)はさまざまな要因が絡(luò)み合って、中國(guó)人観光客の平均消費(fèi)額が昨年を上回った可能性がある。

今年の春節(jié)連休に中國(guó)人観光客の日本旅行と買(mǎi)い物がピークを迎えたのはなぜか。旅行業(yè)界関係者は主に次の4つの要因によって喚起されたと分析する。

（１）円安で、現(xiàn)在の日本円の対人民元レート基準(zhǔn)値は100円が5.26元で、1年前より15％ほど円安になった。數(shù)年前のピーク値の100円＝8元に比べ、円は約35％値下がりしたことになる。同じ1萬(wàn)元でも、両替すると數(shù)年前より4萬(wàn)円ほど多くなり、これは上海-東京間の航空運(yùn)賃に相當(dāng)する。こうしたことが購(gòu)買(mǎi)意欲を大いにかき立てた。

（２）昨年10月に日本が免稅対象の範(fàn)囲を拡大し、外國(guó)人は食品と化粧品を免稅で買(mǎi)えるようになり、日本で買(mǎi)い物したいという気持ちが大きく盛り上がった。

（３）日本政府が中國(guó)人に対する査証（ビザ）の発給要件を緩和したため、3～4年有効のマルチビザを容易に入手できるようになり、日本旅行がより便利になった。

（４）航空券の価格も値下がりした。國(guó)際原油価格の影響により、中日路線(xiàn)の燃油付加運(yùn)賃（燃油サーチャージ）が往復(fù)で約200元値下がりした。たとえば春秋航空がこのたびうち出したお花見(jiàn)コースは、往復(fù)料金が稅込わずか1948元で、2千元にも満たない価格で北海道を訪(fǎng)れることができるというものだ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年2月28日