過去にも外國人による強盜事件が発生
王府井で外國人の犯人が高級腕時計を盜む事件は今回が初めてではない。5年前の2010年8月27日、同地にあるショッピングセンター?東方新天地の高級寶飾品店?ティファニーで、219萬3000元(約4166萬円)相當のダイヤの指輪(3カラット)が盜まれ、この時の犯人も外國人男性だった。目撃者によると、事件発生前に同男性が何度も指輪を見に訪れ、事件があった日は女性と共に訪れて、指輪を試著。店員が目をそらしたすきを見て、指輪を付けたまま逃走したという。ただ、事件の詳しい狀況は発表されていない。
外國人が中國で犯罪に関わった場合の処罰は?
中國の法律に基づいて処罰される。
外國人が中國で犯罪に関わった場合、裁判や拘束はどのように行われるか?
刑事司法學の研究、指導を行っている中國政法大學の阮斉林教授によると、刑法が重視しているのは行為地。行為地國の法律に基づいて裁かれることになる。刑法は國家法で、行為地國の法律を順守しなければならない。なぜなら、法律は現地の秩序や住民の信頼を守っているためだ。ある場所で事件が起き、その場所の秩序が亂されたのなら、現地の刑罰を通して秩序を回復させなければならない。また、「郷に入れば郷に従え」の原則に従い、行為地、行為地のルールに対する尊重を示さなければならない。その他、行為地法律の有効性に基づき、現地で証拠を集めることができ、それを基に犯人に処罰を科したり、追訴したりするのが容易だ。
阮教授は、「この3つの理由から、どこの國の犯人であっても中國の法律に基づいて処罰される。特別な理由がない限り、外國人も中國人と同じように裁かれ、処罰される」と説明している。
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